家を買うときに住宅ローンを借りることが多いと思います。給与収入はなるべく繰り上げ返済のために回してローン残高を減らす方に使った方がいいですが、そうせずにあえてインデックス投資などの投資信託にまわすという選択肢もあります。
収入を繰り上げ返済に回す場合:ローン残高を減らせるが、資産は増えない。
収入を資産運用に回す場合:ローン残高は減らせないが、資産は増える。ただし減るリスクがある。
<前提条件>
・物件を6000万円で購入(価値は毎年1%で下がると仮定)
・住宅ローンの返済期間は35年。固定金利1.8%
・現在の金融資産は預金1000万円
・毎年給与から250万円をローン支払いにまわす。残った分は預金。
<比較>
(A)頭金なし。預金に1000万円残る
(B)頭金に500万円使う。預金に500万円残る
(C)頭金なし。預金に500万円、残り500万円を年利3%の投資信託で運用
<結果>
35年後ローン完済時の資産(物件価格+金融資産)を比較すると
(A) 6,163万円
(B) 6,329万円
(C) 7,086万円
ほぼ予想通りの結果になりましたが簡単にまとめると:
・頭金を多く入れるとローン完済時の総資産は増える。
・頭金の代わりに資産運用にまわすとローン完済時に総資産はさらに増える。
当たり前ですがリスク資産は価格変動するので必ずしも年利3%になるとは限りませんが、35年長期だとS&P500指数は年平均7%。今回やったケーススタディの3%はかなりコンサバと言えます。
参考:
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