持家vs賃貸で資産比較をする場合、両ケースでグレードの家に住む場合を比較する必要があります。最近は都内新築マンションは1億円を超えていますが、買わずに借りる場合の家賃はどれくらいなのか?
家賃は物件価格に対する利回りから決まります。都内だと3~4%。年間家賃は「物件価格 × 利回り」で計算できるので、利回りが4%のエリアであれば、1億円の物件は年間400万円。月34万円の計算になります。ちなみに地方都市中心部では5〜7%に上がります。
都内マンションの利回りが低い理由(投資家目線)は主に4つで、
・需要と供給のバランス:賃貸需要が強く家賃が安定して得られるため、低い利回りでも投資対象になる。
・資産性・流動性:売却しやすく流動性が高いため、資産価値も高く、利回りは低めでも投資対象になる。
・将来の値上がり期待:将来的な地価上昇が見込まれるので、投資家は「今は利回りが低くても資産価値が上がる」と見込んで、低利回りでも投資する。
・借り手の支払い能力:どんなに物件価格が高くても、家賃は借り手の支払い能力に縛られるので家賃を上げにくい。
ちなみに、仮に1億円のマンションを買うか住むかで資産比較する場合、資産に効いてくる要素は主に3つで:
・家賃(物件利回り)
・物件価格下落率
・住宅ローン金利
かりに物件価格に対して家賃が安い(物価利回りが低い)場合、賃貸派の生活コストは持家派よりも低くなります。その浮いた金をS&P500 (年平均7%上昇)に投資すれば金融資産増加が期待できます。賃貸派は家を持たないので30年後に何も資産が残らないと言われますが、浮いた金をS&P500に積み立て投資しておけば、持家派よりも資産を築ける可能性は十分あります。
参考:
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