物価が上昇しているのをヒシヒシと感じています。
2025年5月の消費者物価指数(CPI)は前年比+3.5%となりましたが、ついにアメリカを上回ったそうです。これは、日銀の異次元緩和政策や政府の大規模な財政支出による長期的な金融緩和の影響と考えられます。トウシルの記事によると、今後日本が年率3%程度の高インフレに突入し、その状態が少なくとも5年ほど続く可能性があると指摘しています。
このような高インフレが定着すると見られる理由は主に三つ。
一つ目。政府と日銀による「財政・金融の大盤振る舞い」です。国債の発行が膨らむ一方で、日銀は長期にわたり市場に資金を供給し続けた結果、家計には1,000兆円を超える現預金が蓄積されました。これが一気に動き出せばインフレ圧力となります。
二つ目。深刻な人手不足。介護や医療など、これまで価格抑制が行われてきた分野では、賃金上昇やサービス料金の引き上げが避けられず、構造的なインフレの要因となっています。
三つ目。エネルギーや食料、資源など輸入品の価格上昇。地政学的リスクや保護主義の台頭によって、安価な輸入品に依存するこれまでの経済構造が転換期を迎えており、日本の物価上昇に拍車をかけています。
インフレは一般的に家計にとってはマイナス要因とされがちですが、企業側にとっては売上や利益の押し上げ要因になる場合もあります。仮にすべての価格が10%上昇すれば、企業業績も同様に伸び、株価にも反映される可能性があります。その一方で、現金や預金の実質価値は下がります。
仮に年率3%のインフレが5年間継続的に続くと仮定すると、物価は20%上昇します。金利が低い銀行預金してもこの物価上昇には追い付かず、賃上げも期待できない状態では資産形成はほぼ無理です。
個人的には、多くの投資初心者にとってインデックス投資が無難で最も再現性が高い投資方法と考えています。8年前からコツコツ積み立て投資に励んで今では資産が1億円を超えたので、私ならインデックス投資を推します。
要は、やるか、やらないか、です。
参考:
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