資産運用 金融工学

米国株50%+金50%ポートフォリオでリスクを下げられるか?

投稿日:




 

myINDEXというサイトを過去記事で紹介しました。myINDEXでは「みんなのポートフォリオ」という機能でいろんなポートフォリオ (リスク資産の組み合わせ)のリスク・リターンを見ることができます。↓こんな感じです。

このリスク・リターン平面上のプロットのうち、米国株100%と金100%のプロットを下に示します。ちなみにこのプロットは過去20年の実績値に基づきます。

面白いことに、米国株50%+金50%のポートフォリオを作ってみると、点の位置は米国株100%を真横に移動させた位置に移ります。つまり、リターンは維持したままリスクだけが低下しています。

なぜリスクだけが下がるのかというと、米国株と金の相関が小さいからです。myINDEXによると相関係数はゼロです。

リスク・リターン・相関係数が分かれば、対象ポートフォリオのリスク・リターンが分かります。相関係数が1より小さいほど、低リスク側にグッと下がります。下の図は過去記事からの抜粋。

myINDEXの結果によると、米国株100%のリターンよりも米国株50%+金50%の方がほんのわずかにリターンが高い点はチョット怪しい(ポートフォリオ理論上、これはあり得ない)です。些細なエラーだとして目をつぶってよいでしょう。

あくまで過去20年の実績データですが、もう少し長期の実績を調べてみて、米国株に金を加えてみるのもありかもしれません。

 

 

他のおすすめ記事:

myINDEXで効率的フロンティア曲線を見てみる。

現代ポートフォリオ理論。分散投資でリスクが下がる理由を説明する。

 

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

-資産運用, 金融工学

執筆者:

関連記事

S&P500つみたて投資は一括投資より元本割れしやすい理由を数字で説明する。

  前回の続きです。 一括投資と比べてつみたて投資って何がありがたいのか?と聞かれれば、リスクを減らせるのがイイ!というのがザックリした(よくある)答えです。 ただし、この点はもう少し深堀す …

つみたて投資でなぜリスクを減らせるのかを数字で説明する。

  一括投資と比べてつみたて投資って何がありがたいのか?と聞かれれば、リスクを減らせるのがイイ!というのがザックリした(よくある)答えです。 ただし、この点はもう少し深堀する価値があると思っ …

S&P500 2倍レバレッジは暴落したらどうなるか説明する。幾何ブラウン運動+ジャンプ過程。

  過去記事で、暴落を取り入れた幾何ブラウン運動のシミュレーションをS&P500のレバなし、2倍レバ、3倍レバで行いました。 各ケースのシミュレーション結果をバラバラの記事で紹介した …

投資でよく出てくる単語「リスク許容度」を分かりやすく説明する。

    前回の記事では、リスクが大きいとリターンが高くなるチャンスも増えるが、同時に元本割れする確率も増えることを確率分布で説明しました。 (1)リターン7%・リスク20%:元本割 …

積立投資は「投資金額の時間発展の総和」と捉えると分かりやすい。

  一括投資と積立投資の違いは何か? 前者は手持ちの資金を初年度に一括で投資すること。後者は手持ちの資金を数回に分けて投資することです。これだけ読んでもふ~んとしか思いません。では図示してみ …

サラリーマンが全資産の95%をインデックスファンド(S&P500・オルカン)で運用中。2024年に億り人達成!ブログで様々な投資シミュレーションを紹介!

お問い合わせは:こちら

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ