資産運用

S&P500長期リターンと幾何ブラウン運動モデルの比較

投稿日:




 

過去記事からの引用。1950年1月以降のデータを使って1年リターン[%]を、1年・10年・20年・30年・40年の長期リターンを示したのは下のグラフです。

このデータをヒストグラムにしてみます。

これも過去記事からの引用ですが、株価が幾何ブラウン運動すると仮定してシミュレーションした結果のリターンの確率分布です。

パッと見た感じでは、40年後のヒストグラムは凸凹がならされて、幾何ブラウン運動モデルの分布とイイ感じにフィットしています。

70年間のデータから得た1年リターンの平均値は10%、標準偏差(リスク)は17%でした。この場合、40年後リターン中央値(理論値)は約1350%でした。過去データではリターン中央値(実績値)は1550%なので、ほぼ近い値となりました。

 

参考:

インデックス投資で資産が1億円を超えました。(投資6年目)

S&P500の長期リターン実績(1年・10年・20年・30年・40年)

S&P500に「72の法則」を適用して「10年後に元本2倍」のウソを確率分布で説明する。

 

記事が役に立ったらクリックお願いします↓

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

-資産運用

執筆者:

関連記事

インデックス投資やるなら知っておくべき | 現代ポートフォリオ理論を分かりやすく解説

  私が現代ポートフォリオ理論に興味を持ったのがインデックス投資を始めてしばらくしてからです。 インデックス投資を始める前に読んだいくつかの書籍には、「インデックス投資が最も効率的な投資であ …

「サラリーマンは年金を10年受給すれば元が取れる」は本当か?

  NISAや確定拠出年金でシコシコ積み立てて老後の準備するのもいいですが、そもそも年金いくらもらえるのか?が気になります。 30年後の年金制度がどうなってるのかは予想できませんが、そもそも …

S&P500の長期リターン実績(1年・10年・20年・30年・40年)

  S&P500の長期リターン実績を見てみます。 まずは1年リターンの変動を見てみます。これは1950年1月以降のデータを使って1年リターン[%]を算出したものです。極端なケースを除 …

「下がったら買う」は報われない。(タイミング投資 VS ドルコスト平均)

  前回の続きです。 「下がったら買う」は意味あるか?を定量的に検証する。 投資信託を長期積立投資する際に、毎月定額積み立てるドルコスト平均と、株価が下がってから買う方法、どちらのリターンが …

インデックス投資オンリーをやめて個別株を加えるタイミング

  「資産が多ければ多いほどさらにリスクが取れる」が私の考えです。 インデックスファンドで9000万円の資産を保有しているとします。仮にリターンが200%だとします。このとき元本は3000万 …

サラリーマンが全資産の95%をインデックスファンド(S&P500・オルカン)で運用中。2024年に億り人達成!ブログで様々な投資シミュレーションを紹介!

お問い合わせは:こちら

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ