資産運用

インデックス投資オンリーをやめて個別株を加えるタイミング

投稿日:




 

「資産が多ければ多いほどさらにリスクが取れる」が私の考えです。

インデックスファンドで9000万円の資産を保有しているとします。仮にリターンが200%だとします。このとき元本は3000万円。リターンは6000万円。もし株式指数が50%暴落したとすると、リターンは1500万円(50%)まで下がります。

50%の大暴落を受けてもリターンは50%で1500万円もあります。歴史的に見れば株式指数は上昇し続けるので、50%暴落は想定できる「最悪の底」です。つまり、リターンが大きければ、もはや元本割れは発生しない、といえます。

さらに投資以外の会社員収入などの安定的な収入がある場合、インデックスファンドを取り崩す必要はありません。すると保有しているインデックスファンドの資産が減る可能性はさらに減ります。つまり、

・会社員収入など安定的な収入がある

・長期的な上昇が見込めるリスク資産(インデックスファンド)のリターンが大きい(目安:200%)

・さらにリスクを取るために、上記資産は絶対に売却しない

この3つのが当てはまる場合、さらにリスクを取ることができると思います。「さらなるリスク」とは、具体的には個別株。長期的に、株価指数を超えた大きな上昇が見込める成長株を10社、100万円ずつ購入。例えばエヌビディアは過去20年で株価は250倍を超えたので、もし100万円投資できていれば、2.5億円に大化けです。

「そんな銘柄を予測できれば苦労しない。インデックス投資だけで十分」とも考えれますが、少しだけ視野を広げて「さらにリスクを取って資産を増やしたい」と考える場合、この方法はアリだと思います。ただし、次の条件が満たせないならやってはだめです。

・安定収入を維持(仕事をやめない)

・今投資しているインデックスファンドを絶対売らない

・個別株も買ったら長期保有

・個別株が株価ゼロになっても後悔しない範囲で投資

もし私が個別株を買うなら、インデックスファンドのリターンが150~200%に増えた時点で、最大1000万円で個別株を買うかもしれません。もちろん今後成長すると自分が自信をもてる銘柄があれば、の話です。

 

参考:

インデックス投資で資産が1億円を超えました。(投資6年目)

資産の95%を投資で運用する

 

記事が役に立ったらクリックお願いします↓

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

-資産運用

執筆者:

関連記事

S&P500長期リターンと幾何ブラウン運動モデルの比較

  過去記事からの引用。1950年1月以降のデータを使って1年リターン[%]を、1年・10年・20年・30年・40年の長期リターンを示したのは下のグラフです。 このデータをヒストグラムにして …

シャープレシオが最大になるのは効率的フロンティア曲線上の接点ポートフォリオ。

  前回の記事では、WealthNaviの資料をもとにエクセルのソルバーを使って効率的フロンティア曲線を作成しました。 効率的フロンティア曲線は、各リスクに対してリターンが最も高いポートフォ …

健康で文化的な生活を営むための資産2億円

  日本国憲法(昭和二十一年憲法)第25条 第1項 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 健康で文化的な生活を営むにはカネが必要です。毎日バランスの良い食事を取るに …

【レビュー】ライフサイクル投資術を図解しながら読み解いていく。

  株式投資で一番楽なのは間違いなくドルコスト平均法です。ドルコスト平均法は定期的に株式を一定金額で取得し続ける手法なので、株式を高値掴みするリスクを減らすことができます。これが時間分散です …

S&P500均等加重指数はS&P500を長期的にアウトパフォーム

  意外ですが、S&P500均等加重指数はS&P500 (時価総額加重平均)を長期的にアウトパフォームしています。個人的に面白かったので取り上げます。 引用:S&P …

サラリーマンが全資産の95%をインデックスファンド(S&P500・オルカン)で運用中。2024年に億り人達成!ブログで様々な投資シミュレーションを紹介!

お問い合わせは:こちら

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ