日本株式インデックスの面白い分析が出ていたので引用。要点だけ抜粋。
・理論株価はEPS (1株当たりの純利益)と比例する。(過去記事参照)
・予想EPSが高ければS&P500も高くなる(下が過去データ)
・予想EPSが高ければTOPIXも高くなる。左図は1989年~2002年で高PER (20~70倍)の時代。右図は2003年~2024年でPERが適当(10~20倍)の時代。高PER時代は予想EPSでは説明できない外れ値が見られる。
・まとめると、S&P500は長期的に企業利益(予想EPS)の向上と連動して上昇してきた。一方、TOPIXはバブル期に予想EPSでは説明しきれない水準にあり、市場が大きく歪んでいた。バブル崩壊後は企業利益(予想EPS)に連動し、合理的な値動きになった。
→インデックス投資は、構成企業の長期的な利益成長に伴い、株価の上昇を期待する投資手法なので、過去の歪が調整された日本株式インデックスも長期的に上昇する可能性あり。
レポートのまとめ「今後、日本は少子高齢化による人口減少といった課題を抱えているが、多くの日本企業はグローバル市場を対象にビジネスを展開しており、引き続き利益を上げることが期待できるのではないかと思われる」が一番のポイントで、結局はグローバル競争で日本企業が勝てるかにかかっています。うーん、どうでしょう?
昨年のS&P500とTOPIXの相関係数は0.95。つまり米国インデックスとほぼ同じ動き。為替リスクを排除できるのはメリット。ただ個人的に最大のリスクと考えているのが地震リスク。だったら米国株でいい気がします。
参考:
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