資産運用

1億円投資しながら生活。支出はいくらまで増やせるか?

投稿日:2024年9月7日 更新日:




 

1億円ある状態で支出をいくらまで増やせるかシミュレーションします。

前提条件は;

・初年度の金融資産は1億円

・投資対象はS&P500 (リスク20%・リターン7%)

・毎年取り崩す額を変えて40年後の金融資産がマイナスになる確率(破産確率と呼びます)を計算

リスク資産(S&P500)の価格は幾何ブラウン運動に従うと仮定。詳細は過去記事を参照。実際に確率分布を作成してそこから破産確率をはじきます。結果は次の通り。

 

取り崩しがない場合の破産確率はほぼ0%。もしも毎年400万円取り崩す場合は50%を超えるので危険水域と思います。

少し安全サイドをとって毎年300万円取り崩すとします。税金20%を引くと240万円です。仮に40年間働き続けるとして年間手取りが600万円であれば、合計840万円、月換算で70万円使えることが分かります。

家賃の目安が年収の3割と言われているので、70万円x3割=21万円。

都内駅チカで広めの家を借りるにはちょっと厳しい結果です。

 

参考:

インデックス投資で資産が1億円を超えました。(投資6年目)

S&P500に6000万円投資してFIREしたときの破産確率をシミュレーションした結果。

 

記事が役に立ったらクリックお願いします↓

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

-資産運用

執筆者:

関連記事

オルカンは本当にS&P500より分散されているのか? (米国指数 vs 米国除く全世界指数)

  オルカンはS&P500より本当に分散されているのか? 答えはYes。オルカンが米国含め全世界を対象としている以上、地域の観点では分散されています。 でも「ポートフォリオとして分散 …

【レビュー】ライフサイクル投資術を図解しながら読み解いていく。

  株式投資で一番楽なのは間違いなくドルコスト平均法です。ドルコスト平均法は定期的に株式を一定金額で取得し続ける手法なので、株式を高値掴みするリスクを減らすことができます。これが時間分散です …

投資しながら2倍高い生活水準で暮らすのに必要な額

  過去記事では、1億円投資しながら都内で平均的な暮らしをするとどうなるか検証しました。 ・初年度の金融資産は1億円 ・投資対象はS&P500 (リスク20%・リターン7%) ・平均 …

レバレッジ3倍SPXLに投資するなら最大5年にするべきだと考える理由。ただし元本割れリスクは高い。

  米国S&P500の最適なレバレッジは1.75倍であることは前回の記事ですでに紹介しました。1.75倍以上のレバレッジをかけると時間とともにリターンの中央値が小さくなるためです。 …

S&P500に6000万円投資してFIREしたときの破産確率をシミュレーションした結果。

  前回の続き。 毎月の生活費が20万円の場合、資産6000万円をS&P500インデックスなどで運用しておけば、仕事やめても生きていける (FIRE)という考え方があります。これは「 …

サラリーマンが全資産の95%をインデックスファンド(S&P500・オルカン)で運用中。2024年に億り人達成!ブログで様々な投資シミュレーションを紹介!

お問い合わせは:こちら

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ