短期投資ならともかく、長期投資で肝心なのは「投資をやめないこと」です。
別に難しいことではありません。そもそもネット証券の自動積立機能を使って放置しておけばできることです。
それでも株価が気になって自動積立に手を加えたくなるのは、「投資をやめないこと」の決意の拠り所がないから。
ちなみに私は過去に積み立てをやめたことはありません。私の拠り所は自分で手を動かしてやってみた計算結果。
年間リターンが7%のS&P500に投資したら30年後に億越えなんていう計算がもはやギャグなのは言うまでもないでしょう。なぜなら価格変動 (=リスク)を考慮してないから。
年平均リターンを7%にしてリスクを20%で計算すれば、将来のリターンの確率分布が計算できます。年利7%の計算に比べればかなりマトモな予測方法ですが、ここには暴落が含まれていません。
暴落を考慮した計算結果は過去記事に書きました。実際は株価暴落が発生するので、こっちのほうがより現実に近いと言えます。その結果はというと;
10年に1回、20%暴落発生すると仮定:20年後のリターンは、暴落なしとそれほど変わらない。
10年に1回、50%暴落発生すると仮定:20年後の元本割れ確率が4%上昇。
というわけで、10年に1回ごときの暴落ならリターンに甚大な影響が起きない、というのが結論であり、私の心の拠り所です。
ただし、投資終了時点で(=年取って金を稼げなくなってから)暴落が発生する不運に会えば、もちろんトータルリターンは激減します。だから年食ったら現金比率を高める必要があります。当たり前の話ですけどね。
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