インデックス投資アドバイザーのカン・チュンドさんのブログにこんなことが書いていました。
「長期投資は7:3の世界」
長期投資は7:3の世界だと思います。7割の良い年と、3割の悪い年です。これらが不規則に訪れます。
もしもあなたの人生で、7割「喜び・楽しい」3割「悲しみ・つらい」だったら、ちょっと微妙かもしれませんが、投資の世界は所詮「お金の世界」です。
「7割ぐらいは「よい年」なのだ!」というのは、投資家が自身に言い聞かせてよい慣用句といえます。
カンさんの語り口は優しくて結構好きなのですが、ここで私が面白いなと思ったのが「7割の良い年と、3割の悪い年」と表現しているところ。
この7:3の割合は何に投資するかによると思いますが、米国S&P500なら感覚的に正しいような気もします。
7:3の法則が当てはまるかは観点に検証できます。S&P500の価格が幾何ブラウン運動 (リスク20%・リターン7%)に従うと仮定して1年後のリターンを計算してみると、
得する確率 (=リターン1倍超え):65%
損する確率(=リターン1倍未満):35%
7:3とは少しズレますが、ほぼ近い結果となりました。
7:3はとても分かりやすいです。この数字で重要なのは、損する年が「3割」もあるのをハッキリと自覚させてくれる、ということ。
株価うなぎ上りの年を経験すると、3割損するなんてギャグだと感じるかもしれませんが、いざ株価がガタ下がりすると、3割もあったのかって感じるかもしれませんね。
便利な数字だから覚えておきます。
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