前回の続き。
若いうちはリスク取ってリスク高めの投資を推奨される場合があります。
例えばリスク資産の割合を(100-年齢)%にしろという有名なルール。このルールに従うなら20歳でリスク資産割合を80%、30歳で70%、・・・70歳で30%となります。リスク資産の比率は若い程高い。
もう少し激しくリスク取る方法はライフサイクル投資術で紹介されています。これは若いうちに最大2倍のレバレッジをかけることでリターンをさらに高める方法。詳細は過去記事参照:
【レビュー】ライフサイクル投資術を図解しながら読み解いていく
【衝撃】レバレッジはリターンの中央値を下げる【金融工学】
若い時に何故高いリスクとるのを推奨するのかといえば、理由は2つあります。
1つは市場の長期成長を前提として投資初期に多めの資金を投資しておけばリターンを高めることができるから。
もう一つは「人的資本」の考え方。
ニュース記事から引用。
若者の「人的資本」は、定年退職までの期間が長いことから非常に大きくなります。若者の仕事が株式市場によって給料が変動するようなものでない限り、「人的資本」は債券的な性質を持つため、若者はすでに多くの「債券」を有していることになります。
仮に若者が金融資産を持っていたとしても、人的資本に比べればわずかですから、若者の金融資産と人的資本を合わせた全資産の大半は、低リスクな「人的資本」から構成されます。この状況で、金融資産において株式などで大きなリスクを取って運用しても、全資産のリスクの増分はわずかでしょう。このようなロジックから、若者はリスクを取った運用ができるのです。
う~ん、これは面白いです。
働いて得る給料を債券の利子とみなして、人的資本を債券とみなす。若者の金融資産はそもそも多くない。だから低リスクな人的資本と高リスクの金融資産を合わせても、ポートフォリオ全体のリスクは高くならない、と言える。
低リスクな人的資本のおかげで金融資産で高めのリスクをとれる、という考え方。こういう考え方をしたことがなかったので、新鮮に感じましたよ ww
言い換えれば、仕事失うのは債券を失うのと同義。
う~ん、やっぱ仕事はやめられないな ww
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