「毎月5000円で自動的にお金が増える方法」でミアン・サミ氏が提唱しているのがウォーターフォール投資法。
何か気づきが得られるのではないかと思って読んでみました。
私が提案するのが、自動的に資産が増えるシステム、名づけて「ウォーターフォール投資法」です。・・・
このウォーターフォール投資法を実践すれば、多くの人が年利回り20%以上の資産運用を達成できます。
おっ、それエエやん。利回り20%はスゴイですよ。
で、どんな方法かというと、下の4つのステップを踏むとのこと。
(1) 支出を減らし、資金を確保する。
(2)「確定拠出年金」に加入して世界一の資産運用法をアレンジして投資。
(3)「NISA」を使ってETFに分散投資を行う。
(4) ウォーレン・バフェット氏の投資法を参照する。
なるほど・・・
目新しさはないですね・・・そして色々疑問もある ww
(1)~(3)は、まあ特に目新しいことはないでしょう。節約して資金確保 -> NISA・確定拠出年金活用 -> ETFで分散投資 というのは「ほったらかし投資術」(私はこの本スキ)とかで紹介されてますしね。
(2)で世界一の資産運用法、というのはレイダリオ氏のポートフォリオのことです。ダリオ氏のポートフォリオは過去記事でも紹介してますが、S&P500に比べてシャープレシオがかなり高いので、私も気にはなっています。やらないけど。
理由は、いくつかの指数を混ぜて作ってるので比率を定期的にチェックしてリバランスするという面倒臭さがあるから。
で、問題は(4)。(3)のETFで終えずになぜバフェットのポートフォリオをわざわざ追加するのか、私には理解できませんでした。
バフェット氏の投資法を参照する理由は、言うまでもなく、17歳のときから投資を始めて、元金の約60万円を約6兆円にまで増やしたという実績があるからです。
ダリオ氏と同様、数字の裏付けと再現性がある。
つまり、科学的に勝てる。
意味不明です。実績があるから「科学的に勝てる」とは言えないのでは?と思います。
なぜ、ダリオ+バフェットでポートフォリオをメチャクチャにするのか?そこの説明が弱い気がしますね。
もっと意味不明だったのは、ウォーターフォール投資法をマズローの欲求に対応させて説明している点。
発想は面白いですが、無理やりすぎじゃないかな・・・。
バフェットを真似るのがなぜ「自己実現の欲求」に対応するんでしょう ww
一部の「?」な点はさておき、NISAや確定拠出年金の節税効果は、実際の計算を通してかなり具体的に書いているので、その辺りは参考になると思います。
引用書籍:
毎月5000円で自動的にお金が増える方法【電子書籍】[ ミアン・サミ ]
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