チャンドラです。
日本では人口の高齢化が進んでいます。
デービット・アトキンソン氏の「日本人の勝算」によると、2025年には65歳以上の人口が全体の30%を超えると予想されています。つまり人口の約1/3の人が退職して年金で生活する社会がやってくるのです。
高齢者が増えると社会保障費が増えます。その社会保障費を負担するのは若者なので、若者の負担がますます大きくなります。
高齢化の問題は社会保障費の増大だけではありません。
高齢者が多いほど若者より高齢者が有利になる社会になるからです。
なぜなら有権者のうち高齢者の割合が増えるので、高齢者の利益を優先する政党に票が集まりやすくなるからです。
ところで選挙の年代別投票率が何%かご存知でしょうか?
総務省は年代別投票率を公表しています。
直近の投票率をザックリ書いてみると、次のようになります。
20代:34% 30代:45% 40代:53%
50代:63% 60代:72% 70代:61%
年齢が上がるほど投票率が高くなるのが分かります。
各年代の人口も考慮すると、ざっくり計算して65歳未満の投票率が50%、65歳以上の投票率が66%です。
高齢化が進んで65歳以上が人口の1/3を占めたときどうなるか?
日本の人口を100人とすると65歳未満の有権者のうち投票に行く人は33人、65歳以上では22人です。
65歳未満と65歳以上の割合はざっくり3:2になりました。
つまり実際に投票した人々のうち65歳以上の人の割合は40%にもなるわけです。
選挙における高齢者の影響がとても大きいことが分かります。
高齢者がますます増えれば、社会は若者よりも高齢者の利益を守るように変わっていきます。
社会保障費増大の流れは止まらないでしょう。
若者が「高齢者ばっかり優遇されて若者はどうなってもいいのか?」と騒いだところで無駄です。何も変わりません。
騒ぐぐらいならこの状況を受け入れて、自分が生きていくだけの資産を確保することに注力すべきです。
若いうちから節約して資産運用をしましょう。
車離れとか酒離れとか、外野の声は無視です。
投資は若いうちから始めるほど有利です。年利数%の投資信託で運用すれば、複利の効果で将来大きな資産を築くことが出来るからです。
私も含め若者は自分たちが不利な状況にあることを自覚し、資産形成に励むべきです。
それでは。
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