VOO: S&P500指数に連動するETF
QQQ: ナスダック100指数に連動するETF
たまに見かけるのがVOOとQQQを組み合わせるポートフォリオ。S&P500を主力にして安定したリターンを確保しつつも、グロース株が多いQQQでより高いリターンをとりに行く、というもの。
私もS&P500連動ファンド (eMAXIS Slim S&P500)に投資しているのでナスダック100連動ファンドも混ぜてみようかな、と検討したことがあるんです。
でもやめたんですよ。理由は長期投資に向いていないから。
そもそもVOOをポートフォリオのメインとする理由は何か?それは特定のセクターに偏らずに全てのセクターに広く分散投資することでリスクを下げるためです。
そこにQQQをチョイ混ぜするとします。ナスダック100は下の図を見て分かる通り特定のセクターに偏っています。
セクターローテーションが起きたときに特定のセクターに偏ったQQQは直撃しやすいのでは?
出典: 大和アセットマネジメント
セクターローテーションは過去記事参照:
私が特定のセクターに集中投資しない理由は金の循環。巡る~巡る~よ金は巡る♪
セクターローテーションが起きた時でもダメージを小さくするようにVOOをメインとしているのに、セクターローテーションが起きたときのインパクトがデカいQQQをサテライトにするのは筋が通っていないということなんです。リスクを上げたいのか下げたいのか、どっちなんだ?ってこと。
確かにQQQが絶好調の期間は「QQQを混ぜといてよかった」と感じるんですが、他セクターのリターンが高まり始めたときに後悔する気がします。
いやいや、セクターローテーションが起きてQQQが下がったらそのとき買い増しすればいいとも考えれます。ですが買い増しして比率増やすなら、それはもはやサテライトではなくない?と。
まとめると、長期投資においてはVOO+QQQは非常に中途半端。私ならやらない。でもセクターローテを何回繰り返そうが、QQQがVOOにリターンで勝ると考えるなら混ぜてもいいと思います。それならQQQ1本でよくない?と思いますが ww
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