金融工学

一括投資か積立投資か?ほとんどの人にとっては積立投資だと答えは出ていると思う理由。

投稿日:2020年11月17日 更新日:




 

前回の記事でS&P500の一括投資と積立投資を比較しました。再掲。

20年後の平均リターン・リスク比較:

一括投資:平均リターン 306%  元本割れ確率 13%

積立投資:平均リターン 126% 元本割れ確率 0%

すると、「一括投資 or 積立投資か?」という問題は、20年間投資することを前提とすれば「20年後に資産を4倍にする(ただし13%の確率で赤字) or 20年後に資産を2.3倍にする (しかも赤字の確率はほぼゼロ)、のどちらを選ぶか?」という問題に言い換えることができると思います。このどちらを選ぶかは価値観の問題です。

計算結果はこれでいいとして、ではこの分析をもとに「一括投資を選ぶか積立投資から選択しよう」と言ったところで、ほとんどの人は積立投資を選ばざるを得ないと思っています。なぜなら多くの人は労働による給与収入で投資しているから。

 

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私はサラリーマンなのでサラリーマンを前提に話をします。一般的なサラリーマンなら会社から給料をもらうので、その中から節約するなりして浮かした数万円を毎月積み立てるのが普通でしょう。一括投資できるような何百万というお金がドカンと手元に入るなんてケースはそうそうない。だから、一括投資か積立投資かどちらがいいか議論するまでもないと思うのです。

それよりも大切なことはとにかく早く投資を始めることだと思っています。大事なことなのでもういちど強調して書くと、とにかく早く始めて長い期間投資すれば大きなリターンを得ることができる、ということです。

S&P500に投資するとして20年後の平均リターンは126%。一方で30年後の平均リターンは253%です。10年長く投資するだけで平均リターンを2倍にできます。

サラリーマンなら社会人になったその月から積み立てを始めればいいんです。(残念ながら私はインデックス投資の存在に気が付いたのが遅かったので、早期開始できませんでした。)この「早く始める戦略」をとれば、一括か積立かという議論は起こりえないと思います。むしろ「毎月いくら積立投資すべきか?」という議論になると思います。

この問いに対する答えは簡単で、「できるだけ多く投資する」です。手元に生活費数か月分は残しておいた方がいいでしょう。

では「何か月分残すべきか?」と問われれば「手元にあれば安心だと感じるできるだけ残せ」が答えでしょう。3か月分かもしれないし1年分かもしれないですが、「安心だと感じるか?」をベースに決めるものなので、人によって答えは変わります。

関連記事:

米国S&P500の一括投資と積立投資を比較。積立投資でリスクを激減できる。

 

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