資産運用

TQQQ50%・TMF50%で保有している場合のリスクとリターン。

投稿日:2021年10月16日 更新日:




 

読者様から質問を頂きました。

TQQQ50%。TMF50%で保有している場合のレバレッジはどのように計算すべきでしょうか?国債はマイナスのレバレッジとしてリスクを計算すべきでしょうか?・・・

トレーディングビューからデータをダウンロードして計算したところTQQQが年リターン53.98%、リスクが33.54%。TMFが年リターンが4.9%、リスクが11.6%です。

よろしくお願いいたします。

ちなみに、

TQQQ:NASDAQ100指数の3倍の値動きを目指すレバレッジ型ETF

TMF:20年超米国債の3倍の値動きを目指すレバレッジ型ETF

 

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異なるETF同士を混ぜてポートフォリオを作る場合、そのポートフォリオのリスク・リターンは、もとのETFのリスク・リターンと相関係数をもとに計算することができます。

TQQQとTMFの過去10年の相関係数は-0.14でした。これからポートフォリオのリスク・リターンを求めることができます。

リターン:29.4%、リスク:22.6%

ちなみにTQQQ・TMFの割合を変化させてリスク・リターン平面上で変化させたのが下のグラフです。

シャープレシオ (リターン/リスク)を計算すると:

TQQQ: 1.6

TMF:0.4

TQQQ50%+TMF50%: 1.7

合成する割合を色々変化させても、この50%合成ポートフォリオのシャープレシオが最大であることが分かりました。

 

以下は個人的所感。たしかにTQQQにTMFをまぜて1:1の割合にすればシャープレシオを最大にできるんですが、それでもたかが0.1程度の改善にしか過ぎないのが気になります。

理由は相関係数が-0.1程度で小さいから。ちなみに相関係数が-0.5の場合はシャープレシオが2を越えます。

これくらいの改善ならやりがいがありますが、たかが0.1程度の改善ならポートフォリオのシンプルさという観点からTQQQだけ保持がいいと思います。私はシンプル派。

TQQQのリスクが高くて怖いのなら、単純に現金比率を高めればいいだけの話です。この場合シャープレシオも維持できます。

 

個々のETFのリスク・リターン・相関係数からポートフォリオ全体のリスク・リターンを計算する方法は、名著「ファイナンス入門」にこれでもかというほど分かりやすく書いています。

関連記事:

長期投資の定量的な検証は過去記事を参照してください。

TECLとTQQQのレバレッジ3倍は高すぎるのか?最適レバと比較すると全然高くなかった。

【衝撃】レバレッジはリターンの中央値を下げる【金融工学】

役に立たない”流行の”投資本買うより「ファイナンス理論入門」読んだ方がいい。

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