チャンドラです。
生活しているとムカつくことはたくさんあります。
何故か上から目線で説教してくる友人、仕事でネチネチ小言を言ってくる上司、ちょっと体がぶつかっただけで切れてくるオッサン。ネット上では罵詈雑言の嵐。正直生きているだけで疲れるというのが個人的な思いです。
最近「スルースキル」という言葉を初めて知りました。一言でいうと、「人の不快な言動を受け流す技術」です。
私は、スルースキルが人生で、家族、健康、お金、その次ぐらいに大切だと思っています。
なぜなら現代社会はあまりにもストレスが多すぎるので、自分を守る必要があるからです。
スルースキルをもたないと、仕事や人間関係で心を病んでしまって、その結果お金や健康を失うことにもなりかねません。
スルースキルは「スルースキル”あえて鈍感”になって人生をラクにする方法」で詳しく紹介されています。
印象に残った個所を紹介します。
スルースキル “あえて鈍感”になって人生をラクにする方法 [ 大嶋信頼 ]
「謙虚=美徳」という価値観も考えもの
嫌われたくないから下手に出る
謙虚になって他人を優先しすぎたり、人に嫌われるのを怖がって過度に下手に出るのは本当に無駄です。
何故なら多くの人は、下手に出る相手を見ると「この人は仕事を頼みやすい、この人は少し無理を言っても聞いてくれる」と学習するからです。
私の職場でもめちゃくちゃサービス残業している人がいますが、彼らに共通しているのは、頼まれた仕事に対して「できない」とハッキリ言えず、仕事を引き受けまくっている点です。
反対に「できません」とか「私の仕事ではありません」とハッキリ伝えられる人もいます。面白いことにこういう人が職場では「優秀」と言われ、出世頭だと期待されています。
それもそのはずです。出世するには部下を動かすマネージメント能力が必要なので、部下がやるべき仕事とやるべきでない仕事を明確にする必要があるからです。
マネジメントは部下が効率よく働ける環境を構築するのが仕事です。だから、人に嫌われるのが怖いから仕事を引き受けて部下にやらせるような人が、人の上に立てるはずもありません。
「それって私が気にするだけの価値があるの?」という線引きをする
私の親戚の話しです。その人は夕食後テレビでニュースを見るのですが、ニュースで残酷な事件が報道されるたびに、「今の世の中は恐ろしい」「ムシャクシャして人を傷つけるなんて許せない」と憤ります。
それだけならまだ分かりますが、そのあと何故か不機嫌になって、家族への物の言い方とかが明らかにトゲのあるような言い方になるのです。ニュースに憤った結果であることは明白です。
私から言わせればニュースにキレた結果、勝手に機嫌が悪くなって人を不愉快にするのはマヌケ以外の何物でもありません。事件の報道を見て憤るのは勝手ですが、何故他人を不愉快にするような態度をとるのか。これは起きた事件と自分との線引きが出来ていない証拠です。
今はテレビやインターネットで莫大な情報が入ってきます。
大量の情報一つ一つに喜怒哀楽を示していたら気が狂います。
自分に関係のない情報は線引きしてスルーしておけばいいのです。
芸能人の不倫とか最たるもので、本当にどうでもいいことです。
ちなみに私はテレビのない生活を10年近く続けています。なくても困らないし、くだらないニュースに反応する必要がないので、テレビをなくして本当によかったと思っています。
悪くないのに”反省”しても無意味
自分は悪くないのに上司に怒られることがあります。でも、たまたま上司の虫の居所が悪くて、その怒りのはけ口になってしまうこともあるのです。
そんなとき「自分が悪いから怒らせてしまった、嫌われてしまったかもしれない、次はどうやって相談しに行こう・・・」などと考えるのは時間の無駄です。
私の場合、次に報告や相談に行くときは何事もなかったかのように接するようにしています。たとえ自分が悪かったとしても、些細なことで怒ってその怒りを2日も3日も引きずる上司が悪い、と自分の中で処理するのです。そうすれば気持ちがラクになります。
以上が、「スルースキル”あえて鈍感”になって人生をラクにする方法」の抜粋でした。
スルースキル “あえて鈍感”になって人生をラクにする方法 [ 大嶋信頼 ]
ちなみに最近見ていた海外ドラマで次のような会話がありました。
上司「おい、あの件は調査が終わったのか?」
部下「いえ、まだ終わっていません。すみません。」
上司「謝るな。謝罪は弱さの現れだ」
格好いい言葉ですが、これも「下手に出ない」というスルースキルの一つです。
それでは。
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