資産運用

リスクを取らないリスク

投稿日:2021年11月2日 更新日:




 

著名なファンドマネージャーの堀古英司氏の「リスクを取らないリスク」からの引用。

私の所には投資に関するアドバイスを求める方が多く来られます。しかし私は、投資に関するアドバイスをさせて頂く前に必ず、その方に関わる重要事項を確認します。

それは「その時点でその方にとって考えられる将来のリスクとは何か」ということです。

これまで私にアドバイスを求められてきたほとんどの方が、実はこのステップを踏んでいないのです。よく考えれば、ある程度リスクは予測できるのに、それに対して何も対策を打っていないこともまさに「リスクを取らないリスク」と言えます。

そしてもしそのリスクが現実のものとなってしまったら、実はそちらの方が資産に与える影響は大きいかもしれず、運用の巧拙から来る影響というのは相対的に小さなものとなってしまうのです。

そもそも投資というのはリスクを伴う行為であり、それなりの覚悟が必要です。・・・

 

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堀古氏はニューヨークのファンドマネージャー。本場ニューヨークで堀古氏に資産運用アドバイスを受けに行くのは(おそらく)経済的に成功した人だと思います。お金がないと運用もできませんからね。

ところが堀古氏が、「自分のアドバイスを求めに来る人のほとんどがリスク分析をやってない」と言っているんです。そうなのか・・・。

引用を読めば分かるようにリスクの特定を「重要事項」だと氏は言っています。たしかにそうで、リスク項目・リスク許容度は人それぞれ違うんだから、リスクを洗い出さないとファンドマネージャーも「何にそれだけ投資するか」をアドバイスできないのかもしれませんね。

過去記事にも書いていますが、私はリスク特定と回避方法を考えることは投資に限らず生活にも応用できるとても汎用性の高い考え方だと思っています。過去記事参照:

私が投資で学んだことは「不確実性への対処方法」。リスク管理は仕事・生活に応用出来て汎用性が高い。

ピーター・バーンスタインの「リスク 神々への反逆」を読むと分かりますが、リスク管理手法の発展は人間の不確実性との闘いの歴史です。「リスクを取らないリスク」とあわせて読んで、リスクに対する洞察を深めていきます。

 

引用した書籍:

リスク管理手法発展の歴史を読む:

私が投資で学んだことは「不確実性への対処方法」。リスク管理は仕事・生活に応用出来て汎用性が高い。

「リスク=損しやすさ」は間違いです。リスクの意味は正規分布で捉えると分かりやすい。

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