米国S&P500指数は2,200ポイントと2,600の間をダラダラ行ったり来たり。失業保険申請数が過去最高を記録したことから2番底が来るとか来ないとか言われています。
突然の暴落に驚いてオロオロと狼狽売りしたり、夜中までチャートをグッと睨み続けて底値を狙い、タイミングを逃せば自己嫌悪に陥ったり、銘柄選びにダラダラ時間をかけて結局買わなかったり ww
明らかに健康的な生活に害を及ぼしている。こんな愚かな行為は誰のことでしょうか?私です ww インデックス投資1本で突き進む今の投資スタイルを貫かず、スケベ心を出して個別株やらレバレッジETFに手を出してしまったパラレルワールド(並行世界)に生きている私です。これでは会社の発展に貢献する社畜の使命を全うするどころか、毎日の資産を気にするあまり仕事のパフォーマンスもガタ落ち、職すら失うことになりかねない。これはいけません ww
パラレルワールドに生きている私に言いたい。「だから言わんこっちゃない」と。暴落で体調崩すくらいのメンタルなら投資なんてやってはいけないんですよ ww 株なんかよりもっと大事なことあるでしょう。仕事とか仕事とか仕事とか ww
私は自分のメンタルの限界を理解しています。資産が半分以下になれば焦るし、個別株に手を出そうとすれば何を買おうか迷って決めきれずに買えず、買ったあとでもああすれば良かった、こうすれば良かったとダラダラ悩むし、一括に入金してその後大きく下がれば凹むし。要するにヘタレなんです。
ヘタレにはドルコスト平均法でインデックス投資で十分です。多くの読者から愛されている名著には、ほとんどのファンドマネージャーよりも猿の方が運用成績がいいとか書いていますよね。名著がそう書いているならそれに従っておけばいいんですよ。株を極めるつもりなんかサラサラない。無理だし。
昔の記事に書いたようにドルコスト平均には欠点があります。それが「時間分散ができていない」という点。投資額は時間と共に増えていきますが、時間が経過するほど市場に晒す金額が大きくなるので、若いうちにリスクを取りにくいという欠点があるのです。
株式投資で一番楽なのは間違いなくドルコスト平均法です。ドルコスト平均法は定期的に株式を一定金額で取得し続ける手法なので、株式を高値掴みするリスクを減らすことができます。これが時間分散です。
ところが、ドルコスト平均法では投資額が徐々に積みあがるため投資期間の終盤でリターンのバラツキが大きくなるというデメリットがあるのです。オイオイ若いうちにリスク取れと言いながら、実はジジイになってからとってるリスクの方が大きいんじゃないかと ww
ただし、そんなことは百も承知です。大切なのは心の安定です。流れる川に身を任せるかの如く市場に身を委ね、毎月会社から頂くありがたい給料を証券口座に移して合掌する。
株価が上がろうが下がろうが、「投資の大原則 人生を豊かにするヒント」の金言「自分の決めた投資法を守り、市場の値上がりや値下げは気にかけない。」を寝る前に5回唱え、暖かいミルクを胃に流し込んで爆睡する。
ドルコスト平均でインデック投資はある意味で思考停止の投資法と言えるでしょう。だがしかし、私に言わせれば心の健康を維持できる意図的な思考停止です。
人生にとって健康は目的ではない。しかし最初の条件なのである。
「人生論」武者小路実篤