人間というものは短期的な目線を持ちがちな生き物です。
投資している株は毎日変動しますが、その動きに一喜一憂してしまう。
私はS&P500に連動するインデックスファンドに透視していますが、実際にS&P500は一日でどれくらい変動するのか?
下のグラフは過去90年の一日の値動きをヒストグラムにしたもの。1日の値動きの大部分は-1%~1%のレンジに入ることが分かります。
下のグラフは、ヒストグラムをもとにつくったパレート図。一日の変動幅が-1%~1%のレンジに入る頻度は全体の85%に達するということが分かります。
つまり、株価が1%を超えて上昇したり-1%を越えて下落するのは稀。1か月に5回程度起きると考えておけばいいわけです。(ただし何らかの要因で大幅な下落が数日続けて発生する可能性はあります。)
大きな株価変動はこの程度で起きると感覚的につかんでおくのは長期投資するうえで大切。サプライズを防ぐためにも。