最近の新入社員と話していると、社会人1年目から資産運用してますって人が結構多いんですよ。
何に投資してるの?と聞くと涼しい顔でS&P500ですって答えるんですよ。しかも毎月数万円の積み立てを最優先にしてそれを越える分は節約するなりして出費を抑えているらしいんですよ。
それを驚くとともに思うんですよ。「もう君は金で困ることはないよ。」と。本当に感心しました。
私が社会人になったころはリスク資産で運用しようなんて微塵も考えたこともなかったし、新入社員研修で資産運用の説明会がありましたがガン寝してましたからね。そのころのS&P500は1,200ポイント程度でしたから早くから運用しておけば評価益は今に比べて2倍以上あったと思います。本当に惜しいことをしたなと後悔してます。今更言っても仕方ないんですけどね。
人間、何のために仕事をするかと言えばまず一番初めに来る理由は金を稼ぐためで、やりがいとか自己実現は二の次でしょう。でれば、金を稼ぐだけでなくて金を増やすのも重要なのは言うまでもない。
過去記事で何度も書いていますが、株価が右肩上がりで上昇すると仮定すれば投資期間は長ければ長いほど平均リターンは増えます。さらに積み立て方式なら投資期間が長ければ長いほど元本割れ確率を下げることができるのです。
毎月5万円をS&P500 (年利7%)に投資するとすれば単純な複利計算で平均リターンは次の通り。
20年後の評価額: 2,632万円 (リターン2.2倍)
30年後の評価額:6,064万円 (リターン3.4倍)
これだけ差がつく理由は単純です。30年投資する場合は20年投資する場合に比べて資産をリスクに晒す期間が10年多く、さらにその額がはるかに多いので、21年目以降に資産の絶対値が増える額が多くなる。
社会人1年目なら年齢は22歳前後でしょう。65歳でリタイアするとすれば40年以上も運用できます。資産をリスクに晒す期間は長いです。S&P500か全世界株かどちらに投資するかは悩むところですが、どちらに投資するにしても早く運用を始めれば将来金に困ることはないと言えるでしょう。
とにかく若いうちから運用を始めるべし。人生の悩みは「金・健康・人間関係」と言われますが、これだけ守っておけば「金」の悩みはほぼ解決でしょう。
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