資産運用

アクティブファンドの高い信託報酬は「逆配当」みたいなものか。

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最近、あるアクティブ・ファンドの広告がやたら出てくるので信託報酬を調べてみたら2%でした。

2%って・・・マジかと ww

そのアクティブ・ファンドの信託報酬2%が適正なのかどうかは判断尽きませんが、まあ私なら絶対買わないな。しかも日本株っていうね。

ところで、信託報酬ってなんだか「逆配当」みたいだなって思います。

「逆配当」っていうのは私の造語です。個別株に投資したら定期的に配当 (現金)がもらえますが、投資信託に投資すれば定期的に現金がもっていかれます。そういう意味で「逆の」配当。

ざっくり計算してみます。

例えば私が信託報酬2%の投資信託に100万円投資してるとして、1年後に150万になれば「逆配当」は+3万円。一方で50万円になれば「逆配当」は+1万円。

仮に100万円の初期投資が確率50%で150万円になり、確率50%で50万円になるとします。

私の資産増加の期待値:1/2x(+50万)+1/2x(-50万)=0

運用会社の資産増加の期待値:1/2x(+3万円)+1/2x(+1万円)=+2万円

 

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何が起きているかというと、運用会社の資産増加を信託報酬の取り分だけとみなせば、投資家の資産増加の期待値はマイナスになることはあっても、運用会社の資産増加の期待値はプラスのままということ。

当然、運用会社はポートフォリオ組成に当たって人件費を使っているのでコストがかかっているとはいうものの、株価が上がろうが下がろうが得られる信託報酬は配当みたいなものなのでそれ自体はマイナスにはなりません。

株価が上がろうが下がろうがマイナスにならないというのは、一種のリスク転嫁だと思うんです。

投資家は元本割れの可能性を受け入れ、運用側は運用の結果に関わらずプラスの収入を享受できる。

言い換えれば、投資家も運用会社も「価格変動が不確実性な金融商品」に対峙しているものの、前者はその不確実さをそのまま受け入れ、後者は不確実性を低減することに成功している、というわけ。

「不確実性の回避」という観点で見ると過去記事で書いたオプション理論の原理に似てますね。(オプション理論ではボラテリティの幅が時間と共に拡大する点を利益確保に利用していた。)

2%の信託報酬が適正かはさておき、「投資家は運用会社と比較して自分自身はリスク回避できていない」という考えはもっておいた方がよいと思うんです。

その認識をもてば、高い信託報酬を払って「誰がトクするのか?」をリスクの観点から見つめることができるはず。

まあ2%は高いけどね。

 

関連記事:

利益確定売りは金払ってリスク回避するのと同じ。それに金払う必要ありますか?

富裕層のためのヘッジファンド投資入門。年利10%以上を10年以上叩き出すファンドがあるらしいが ww

 

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