チャンドラです。
株式投資の運用成績を見る指標として、リスク、リターンの他にシャープ・レシオがあります。下の表はmyINDEXで見たeMAXIS 全世界株式の実績です。
シャープレシオの意味を簡単に説明します。
シャープ・レシオは超過リターンをリスクで割った値です。超過リターンとはリスクがゼロで得られるリターンを上回るリターンのことです。言い換えるとリスク1単位当たりの超過リターンのことです。
例えばリスク5%、リターン12%の投資信託のシャープ・レシオを考えてみます。このとき無リスク資産のリターンが2%のとき、この投資信託のシャープ・レシオは (12-2)/5 =2.0となります。
リスクが小さく超過リターンが大きいほど、シャープ・レシオは大きくなります。従ってシャープ・レシオが大きいほど効率よく運用ができていると言えます。
それではmyINDEXを使ってeMAXIS Slimシリーズのシャープ・レシオを見てみます。(2019年2月現在)
eMAXIS Slim 国内株式 (TOPIX):
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500):
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス:
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス:
eMAXIS Slim 全世界株式インデックス:
どのファンドも直近のシャープ・レシオは全てマイナスとなっていました。リターンがマイナスだからです。一方で運用期間が長い新興国株式と先進国株式は、運用期間5年で見るとシャープ・レシオはそれぞれ0.3と0.5です。
一般的にシャープ・レシオが1.0を超えると優秀だと言われているので、ここ5年の運用成績で見れば新興国株式インデックスと先進国株式インデックスはまあまあな成績だと言えます。
それでは。
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