チャンドラです。
自分の人生設計を考えるうえで必要なのは、自分が将来どれだけの給料をもらえるかを知ることです。なぜならそれを知らないと将来子供を何人養っていけるかとか、どれくらい教育にお金をかけられるかとか、家を買うならどれくらいの値段まで払えるかなどが計算できないからです。また転職の判断材料にもなります。では自分が将来もらえるお金はどれくらいか、どのように知ればいいでしょうか?答えは簡単。先輩社員の給与明細を見せてもらえばいいのです。
先輩の給与明細を見れば自分の将来もらえるお金が簡単に予測できます。実力主義の外資系企業はともかく、日系企業の多くは年功序列です。年齢が上がるごとに給与は緩やかに増えていきます。業績評価があるとはいっても、よほどのことがない限り同年代の給与は似たような額です。言い換えると各年代のある一人の給与明細さえ見せてもらえば、自分の将来の給与が簡単に予測できるというわけです。ただしボーナスは各年の会社の業績によるので、これは除きます。四季報などで自分の会社の平均年収がのっていますが、あれは参考にしない方がいいです。平均は若手から退職直前の人まで色んな人の年収の平均値です。平均値を使っても自分が5年後、10年後にもらえる額が精度よく推測できないからです。
で、私がどうしているかというと、給料がもらえる月末に、仲の良い先輩に給与明細を見せてもらいます。「今月給料どれくらいでした?先輩、今月残業多かったから残業代たくさんもらえたんじゃないですか?」と金曜日の終業間際とかに雑談しにいくわけです。そうすると仲の良い先輩はたまに明細を見せてくれます。年齢が5歳とか10歳上の先輩の明細を見せてもらうのです。このとき重要なのは手取りを見せてもらうことです。収入だけ見ても意味はありません。収入だけ見ても社会保障費や住民税でどれだけ引かれるかはパッと計算できません。だからストレートに手取りだけ見せてもらえばいのです。
例えば5歳年上の先輩が自分より5万多くもらっていて、10歳上の先輩が10万多くもらっていれば、毎月の手取りは1万円ずつ上がってがっていくのだな、と予測できます。20歳年上の人はさすがに役職についている人たちなので、そういう人に明細を見せてくださいなんて言えません。「ふざけんな!」とかいって怒られてしまうかもしれません。そういうときは飲み会の席で気持ちよく酔っているときに年収だけ聞いてみましょう。「役職の割に年収少ないんだよな」とか言いいながらポロっと数字まで教えてくれる人もたまにいます。
ちなみに私が先輩に手取りを見せてもらったところ、4歳上の先輩でプラス5万円、7歳上の先輩でプラス9万円でした。つまり年次が1年ずつ上がっていくにつれて毎月の手取りが約1万円上がっていくことが分かりました。年次が上がると仕事の難易度も上がるし責任も重くなるのですが、手取りが1万円しか上がらないのがサラリーマンの悲しいところですね。
というわけで自分の将来の手取りを予測するには、先輩社員の給与明細を見せてもらうことが一番簡単かつ確実です。ぜひ試してきてください。
それでは。
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