社会人の勉強時間は1日30分程度らしいです。
え?社会人って全然勉強してないやん ww 1日30分でいいから勉強してまわりと差を付けよう。もっと自己投資しよう。そういう思考になる。
私の経験ですが、自己投資するにしてもタイミングが重要だと思っています。私も社会人になりたてのころはビジネス書をたくさん買って通勤時間や週末に読んだりしました。残念ながら、読んだ内容の99%は忘却の彼方です ww
それは何故かというと自己投資するタイミングが悪かったということなんですね。
例えば目的意識がない新入社員は流行りのリーダーシップやマネジメントの本を読んでも心に響かないわけです。私もこういう本を会社の経営者がすすめていたので買って読みましたが、まあ退屈で読んでいて眠くなるんです。
こういう本が生きてくるのは何時なのかというと、自分がリーダーになったとき、もしくはリーダーを補佐する立場になったときでしょう。リーダーとして部下を動かすというのは言うのは簡単。でもやってみると難しさを痛感します。
やる気がない部下をどうモチベートすればいいか?自分の仕事をだけに目を向けるのではなく視野を広く持って動いてもらうにはどうすればいいか?責任感持たせるにはどうすればいいか?指示の仕方、納得してもらう説明の仕方、管理方法、自律したチームの作り方。
こういうのは人の上に立つ立場になって初めて迷って、本を読んでみて、試してみる。うまくいけば本に書いていることが体に沁みてくるわけです。水を吸収するスポンジのように。
資産運用とかファイナンスの本も同じです。こういう本も学生の頃に買ったことがありましたが全く読まずに本棚に眠っていました。ある日、会社から確定拠出年金の説明を受けた時に、「全然分からん、やばい」と思って本棚から引っ張り出して読んで初めて内容が理解できるようになりました。
それ以降、関心はインデックス投資に移り、複利や分散の効果、現代ポートフォリオ理論などにも興味を持つようになりました。資産運用とか金融に対する知識のなさに危機意識を感じたのがキッカケになって、それ以来読んだ本の内容はスイスイ頭に入るようになった、というわけです。
本を買うなりセミナーに参加するなり、自己投資は目的意識をもってから始めるのを強くおすすめします。それがないといっぱい投資しても消化不良で終わってしまいます。仕事の挫折とかある分野の知識のなさの危機感をきっかけに本を手に取れば、内容はスイスイ理解できるようになるはずです。
そして挫折や危機感を感じた時期を逃さず、すぐに本を読んでみるべきでしょう。
この感情は知識を吸収する起動力となります。だからタイミングが重要なんです。