サラリーマンのボーナスの季節がきましたね。この日だけは酒がウマい ww
ところでボーナスをもらったら一括で投資するかとりあえず手元に寝かせて株価が下がってから投資するか迷いませんか?
私は以前まで迷っていたのですが、考えを変えて一括で投資することに決めました。
この「株価が下がったら」という考え方が曲者なんです。人によっては10%下がってから買おうとか、20%下がったら買おうと基準を決めている人も多いと思います。
私の場合は米国S&P500に投資しているので、S&P500に限って話をします。いつも仮定している通りリスク・リターンを20%・7%で考えます。年率平均リターンがプラスである限り(つまり株価変動モデルにおいてドリフト項が存在する限り)、株価が上がる確率と下がる確率は五分五分ではなく、上がる確率の方が高くなるのは自明です。それなら早期に一括で投資した方が良い。
では仮に頑張って10%下がるのを待って、10%下がった時点でボーナスを一括投資するとどうなるか?確かに安値で買うことが出来るので得したことになるわけですが、ではそれはどれだけ得したことになるのか?
普通のサラリーマンならせいぜい50万円もらえる程度だとすれば、例えばS&P500を3500ポイントの時点で買えば142口買えます。これが10%下がった3150ポイントの時点で買えば158口数買えるので16口多く買えるわけですが、16口多く買えたところでどれだけ得するのよ?という話です。
買ったS&P500を長期保有するとして、仮にS&P500が今の2倍の8,000ポイントまで上がったとしても、3,150ポイント->8,000ポイントに上昇して得るのはたった8万円程度。頑張って10%下がるタイミングを計って買ったとしても得るものはこの程度なんです。しかもずーっと待っても10%下がらない可能性もあるわけで、この期間は機会損失でしょう。
そう考えると、サラリーマンの悦びの源泉たるボーナスは一括でブチ込んだ方がいいでしょう。簡単なケーススタディを紹介しましたが、これが私の結論。
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