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「は?もっとリスクとれよ、金払ってんだからさぁ」と恫喝された話。怖いよぉー ww

投稿日:2021年8月24日 更新日:




 

私はブログ記事で頻繁に「リスクとは何ぞや?」的なことを書いてます。

その理由は社会人になってから「リスクってなんだろう。どうやってリスクに対応すればいいのだろう」と考えることが多いから。

一番のきっかけはある顧客からの言葉なんですが、ある打ち合わせの場で「もっとリスクとってもらわないと困るんですけどね!金払ってんだからさぁ」と言われたこと。

まあ、私もそのころは新入社員だったので「?こいつ何言ってんだ?」と思ってたんですが、ある程度年次を重ねるうちにその意味がだんだん分かってきたんです。

 

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リスクとは「不確実性」のこと。何か事業をするというときに、計画通りに進まないとか、思ったほど利益が出ない、とかそういうことが起きるんです。それが事業における「リスク」。

だから事業におけるリスクを出来るだけ安い値段で相手に押し付けるのがビジネスなんです。

例えば一戸建ての家を建てるとします。極論すれば自分で土地を買って、図面書いて、資材を買ってきて、知り合いの施工業者を雇って家を建てればいいんです。それが一番安くつく。

自分で図面書くと強度不足かもしれないし、設計に考慮すべき法規の要求が反映できてないかもしれないし、買ってきた資材に欠陥があるかもしれないし、施工業者の見積もりが他と比べて高いかもしれないし、納期を守らせることができないかもしれない。

でも、そんなことを個人でやるはずがないでしょう。独力で家を立てるのはリスクが高すぎます。だから不動産業者を使うんです。不動産業者なら、家を立てる際に発生するリスクを全て請け負って、しかも複数の下請け業者を管理してくれます。

リスクを全て引き受けてくれるというわけです。その対価として代金を請求される。

 

そういえば、コロナ接触アプリ「COCOA」を政府がどこかの企業に発注して、その企業が契約金の94%で複数の企業に再委託していた報道がありましたね。

なんだかマスコミからかなり叩かれてましたが、「発注先の企業が下請けに再委託すること自体」は別に悪いことだとは思いません。

政府はCOCOA開発の統括を自力でやる能力がないから、「リスク」をこの発注先に転嫁しているわけです。そしてこの発注先は複数の下請けの品質・納期管理や各社の成果物の統合の際に生じうる「リスク」を管理する。

ここでいう「リスク」とは出来上がったものの不備とか、出来上がったもの同士を組み合わせてみたらうまく全体が機能しないとか、下請け同士の情報交換がうまくいってなくて納期が守れないとか、そういうものです。

政府とこの企業間の「契約」が気になるところですが、問題発覚した場合は無償で修理させるなり契約金の10%返却させるなりしてペナルティつけてるはずです。予想ですが。やってなかったらバカ丸出しです。

 

それで話を戻すと、

相手にリスクを押し付けるのがビジネス。リスクを押し付けた側は金を払い、リスクを引き受けた側は金をもらう。そしてお互いに、自分が負うリスクは小さい方が良いと考える。

これは重要な考え方だと思ってます。

誰がリスクを取ってるのか?誰がリスクを取っていないのか?どこからどこに向かって金が流れているか?

こういう視点で物事を見ると面白いですよ。

 

私が投資で学んだことは「不確実性への対処方法」。リスク管理は仕事・生活に応用出来て汎用性が高い。

実は無責任な「リスクを取れ」という言葉。リスクマネジメントを知らずにリスク推奨するなと ww

リスク (神々への反逆)ピーター・バーンスタインの書評。リスクマネジメントの歴史を理解できる良書。

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