アフター・コロナの米中を中心とした国際秩序を読みたくて購入。内容は読みやすくて3時間程度で読めます。
トランプ政権時代から続いている7分野(貿易、技術、人権、金融、疫病、外交、軍事)の米中対立の構図が示されています。
内容としては、基軸通貨としてのデジタル人民元のASEANへの拡大、6Gを見据えた自前の数ナノ・オーダーの半導体製造、ワクチン外交、建国以来の悲願である台湾統一など。ここまでは色々な書籍でも書いているので特に目新しいものはないです。
目新しいと感じたのは、「台湾と韓国で起こることが5~10年後に日本でも起こる」という筆者の経験則。
例えば中国人の爆買いが日本に先駆けて韓国で起こっていたこと、李明博大統領や馬英九総統など台湾・韓国で起きた右派の政権奪取の数年後に日本で自民党が政権をとったこと、など。
日本に誕生するのは、蔡英文なのか文在寅なのかどっちなんだw