書評

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を読んだ感想

投稿日:2019年5月2日 更新日:




 

チャンドラです。

 

山田真哉氏の「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を読みました。

かなり昔に大ベストセラーになった本で連休中に再読したのですが、たくさんの気づきがありました。「1時間で読めて効果は一生」というキャッチコピーがありますが、それにも頷けます。

気になった部分を紹介します。

 

 

住宅街の高級フランス料理店

 

都心から遠く離れたベッドタウンの高級フランス料理店のエピソードが出てきます。

立地が良いとも言えない場所で客もまばら。本当に儲かっているのか?と思いきや。

実はこのフランス料理店は主婦がたくさん住む住宅地で開業して、「フランス料理教室」と「ワイン教室」で利益を出していたとのこと。

 

なにも本業だけで儲ける必要はなく、副業など他のところでちゃんと理系を上げることができれば商売は成り立ちますよということだ・・・

本業と副業はバラバラになってはいけない、お互いをつなげて考えろということだ・・・

 

つまり本業はフランス料理店、副業は料理教室とワイン教室だったのです。副業である教室の方は、本業の「お店」と「フランス料理の知識」を活用できるし、本業と時間が被らないため、相乗効果が高い異なる事業をやることで経営資源をうまく活用できています。

 

企業は、「自社にとって相乗効果の高い事業はないか?」「自社の技術を活かせる新規事業はないか?」ということを常に考えているのである。

 

企業ではなくて個人の場合も言えますね。副業が流行っていますが、自分の本業や趣味で培った知識をフルに活用できる副業をした方が効率がいいのは言うまでもありません。

 

完売したのに怒られる

 

スーパーで商品を完売した社員のエピソード。

「予定より早く完売して売り上げ目標達成。ヤッター!」と思いきや、社長にメチャクチャ怒られます。

理由は「機会損失」です。もっとたくさん仕入れておけば、もっとたくさん売れたので、売り上げを増やすチャンスを失ってしまったのです。

会計的な考え方から言えば、商品が余ることも怖いが、品切れすることも同じくらい怖い・・・

 

機会を最大限に活かす、という考え方は日常生活にも活かせると筆者は述べています。

どうせやるなら出来る限り最大限まで目標を高めに設定した方がいい

最初にモチベーションが湧いたこと自体がチャンスなのである。

 

何か新しいことを始めるときに、この考え方を適用できると思います。

例えば、「金融について勉強したいなー」と考えたらモチベーションが高いうちに、すぐに数冊本を買って、短期間で集中して読めば効率よく知識が身に付きます。

機会を最大限生かすという考え方は常に持っておきたいです。

 

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50人にひとりが無料

 

「50人にひとりが無料」というキャンペーンは本当にお得なのでしょうか?

数字のセンスがある人は「大した割引ではない」とすぐに分かると筆者は言います。

「50人にひとりが無料」を言い換えると「100人に2人が無料」。これはつまり2%の割引しか意味しません。2%割引は大したことがないので、「50人にひとりが無料」と言い換えることによって「すごいセールをやっている」と思わせているわけです。

 

数字のセンスを磨くヒントとして、筆者は「割り算」と「比較」を挙げています。

まずは割り算をすることで「1単位当たりいくらか」を出す。そして去年と比較して力の流れを見る。

「ある特定の数時を定期的におさえること」、これが分析の極意であり、これができるかどうかが数字のセンスの有無につながっていくのである。

これは本当に同感です。

私の場合、毎月無駄遣いをしていないかチェックしていますが、支出額だけを見ていても意味がないのです。大切なのは収入に対する支出の割合です。

例えば先月の支出の割合は40%でした。これは多いのか?少ないのか?判断するためには比較が必要です。

そこで2018年の支出の割合の平均を調べると、44%でした。

というわけで、先月の支出は平均より4%低いので、「先月は無駄遣いはしていない」と判断できるわけです。

 

こうやって普段から「割り算して、比較して、分析する」という癖を身に付けています。でも、冒頭の宣伝文句である「50人にひとりが無料」を見るとなんとなく安いような気になってしまいます。

世のなかの数字を見る際は、常に「割り算して比較」する姿勢を身に付けていきたいです。

 

まとめ

 

山田真哉氏の「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を読んで学んだことは、

 

・本業だけで儲ける必要はない、副業で利益を出せば商売は成り立つ

・機会を最大化する働き方をするべき

・数字のセンスは「割り算して比較」

 

では、この本で学んだことを活かして、今後何をするかというと?(これが大事)

 

・これまで通り本業に集中する。ただし本業で身に付けたスキルを「他でも活かせるようにする」ことを常に意識する。(例:人に伝える能力や人を動かす能力、段取りする能力)

・一つの機会で複数の目的が達成できるような行動をする。(例:まとめ買いして安くものを手に入れる)

・人に説明するときは「割り算して比較」したデータを使う。(例:一人当たり利益が昨年より上がっているから生産性が高まっている)

 

参考になれば幸いです。

 

それでは。

 

 

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チャンドラです。

東京在住の30代前半会社員でエンジニアとして働いています。エリート外国人のお客さん相手に日々奮闘中。6年間で貯めた2000万円を元手にインデックス投資を始めました。

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