レビュー 書評

【書評】実行力 結果を出す「仕組み」の作り方。マスコミ・評論家が嫌いな人は気に入るかも ww

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橋本徹さんは大阪府知事時代から「ちょっとこの人は違うな」と思ってみていました。口は悪くて上から目線なんですが、なんとなく共感を持っていたんです。

で、その親近感がどこから来るのかと考えてみると、橋本さんはマスコミや評論家のように騒ぐだけで手を動かさないヤツが大嫌いだったんだと思います。私も社会人になってから騒ぐだけで代案をださないやつは反吐が出るほど嫌いなんですが、そういう点で本書「実行力」に書いている点には色々共感しました。

 

 

コンサルタントや学者が書いた経営書には、「絶対的に正しい解を見つけ出すための方法論」が延々と書いてあります。その中には、MECE、ロジックツリーまど、いかにも正解を見つけ出すことができそうなメソッド名が並びます。しかし、右か左かフィフティ・フィフティの煮詰まった案件が、一日に何十件もあがってくる状況に置かれた人間が、そんなメソッドで一件一件判断できるはずがありません。コンサルタントや学者は、リーダーは置かれている状況を知らないのです。・・・

僕が新聞記事の中で一番読む価値がないと感じるのは、事実や経緯をつらつらと書き、最後に持論が申し訳程度に付いている学者の論。しかも最後についている持論とやらが、「これらは非常に複雑な問題だ」とか「今後の推移を注視していくべきだ」などと書いているやつ。本当にくだらない。

 

物事を前に進めるには組織が大きければ大きいほど構成員全員を納得させることは難しい、ならば議論はしっかりやるが、最後はリーダーが決める。部下は全員従うべし。このへんは物事を前に進めるための現実的な手法でマキャベリズム的な匂いがします。

リーダーは絶対的に正しい決定をするというよりも、誰もが決められない問題について「決める」ということが役割

 

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この本にはリーダーが物事を決断し、前に進めていくために何をすべきかを橋本さんがまとめた本ですが、書いてることにほとんど賛成です。ですが、面白いことにそのほとんどは私の会社でやっているか上司から叩き込まれたことばかりで、逆に驚きました。

優れたリーダー・トップの方針というものは、簡潔で具体的で、「それがあるからこそ組織が動くことができる」というものです。

人を集めたら、その中で決定権者・権限者を決めておかねばなりません・・・強い決定権者が存在しないチームを作っても、物事は大胆には動きません。

現状と都構想の両者のメリット・デメリットを比較して、比較優位で「よりまし」なほうを選ばないと、最善の選択はできません。

上司やトップに案をあげるときには、相手の視界を想像してみることです、自分の部署の視界にとらわれていないか、相手の目線に立てているかをよく考えて案を出さないと、採用してもらえません。

実行できているかどうかは別として全て当たり前のことだと考えるのは私だけでしょうか?私の会社が別に特別すごい?会社だとは到底思えないので日本中の民間企業で普通に働くサラリーマンなら意識しなくてもやってることな気がします。であればいかに橋本さんが来る前の役所が酷かったか、ということになるわけですが。。。

それにしても、提案書をA4用紙1枚、もしくは2枚程度でまとめて承認を求めるなんて常識だと思うのですが。

大阪市長のときにも、決済で300ページくらいの書類があがってきたことがあります。さすがの僕もこのときは「これを1ページ目から読めというんですか?疎なの無理です」と注意しました。「どこを僕に見てほしいのか、示してほしい!」と。

学生かよ ww 会社でトップにこんなことしたら叩き潰される気がしますが ww

というわけで、ほとんど当たり前のことしか書いていませんが、その当たり前のことを橋本さんの経験を通して言語化してまとめた、という点で本書は貴重だと思います。確かに!と気づきを感じるものも多いです。

口だけ出して「実行プラン」を出さないマスコミや評論家が反吐が出るほど嫌いな人にはおすすめです ww

 

 

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  1. アバター deds より:

    マスコミの問題はことごとく間違った案や偏った案を出すのが問題なのであって、案を出さずに事実だけ報道してくれた方がよほどありがたい。

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