資産運用

30年間投資し続けたら引退後に毎年いくら現金化していくべきか?

投稿日:2021年4月12日 更新日:




 

インデックス投資の出口戦略で4%ルールは有名です。4%ルールとは引退後に資産の4%を売却して現金化していく手法。

この手法は個人的にはあまり好きではありません。なぜならヨボヨボになった老後にいつまで経っても株というリスク資産を持ち続けることになるから。

米国S&P500の年平均成長率が7%。4%ずつ売却し続けると理論的には資産は増加し続けていつまで経ってもゼロにならない。

それはそれで嬉しいのですが老後に変動が大きく暴落リスクもあるリスク資産をたくさん抱えておくのはあまり現実的ではない気がします。若けりゃ時間があるのでいくらでも取り返せますが。

ここは4%ルールではなく、毎年定額を引き出して高齢でボケる前にリスク資産をゼロにする方法を考えてみます。

前提:

(1) S&P500 (年率7%)に毎年50万円を30年間投資。

(2) その後は投資を止めて毎年定額 (100万円、200万円・・・)を引き出す。

(3) 引退後20経過後にリスク資産をゼロにしたい。

その結果が下のグラフ。

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引退後に毎年100万円引き出しても、資産は増える一方です。なぜなら引き出す額に比べて成長のスピードが大きいから。

一方で毎年500万円ひきだすと、資産は急激に減少して引退後13年目にリスク資産はゼロになります。リスク資産の成長スピードに比べて引き出す額が大きすぎるから。

引退した20年後(つまり80歳~85歳)にリスク資産保有を完全にやめたいとすると、毎年400万円引き出すのがベストです

グラフを見て分かる通り毎年400万円引き出せばリスク資産の評価額はほぼゼロです。つまり売り切れるということ。

税金が20%引かれるとして手取りは320万円。老年夫婦の年間生活費としてはちょうどいい数字だと思います。

 

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というわけで、現役時に毎年50万円を30年間年率7%で運用していれば、引退後に毎年400万円の現金化で20年間でリスク資産をゼロにできます。

ただし20年間の投資だと毎年400万円も引き出したら速攻で資産は尽きます。その検証は別の機会に。

 

関連記事:

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米国S&P500を平均リターン7%・リスク20%の幾何ブラウン運動でモデル化する理由

 

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