チャンドラです。
私は2018年にインデックス投資を開始しました。それまで「投資は怖いもの」「ギャンブルに弱い自分は絶対損する」と考えていました。
そんな私が投資を始めたきっかけを紹介します。
インデックス投資を始めるか迷っている方の参考になれば幸いです。
貯金は2,000万円を超えたけれど
私は社会人になってから節約に励み銀行口座の残高は2,000万円を超えていました。でも銀行の金利は0.001%で年間に得られる利子はたったの200円です。先行き不透明なこのご時世、メガバンクでさえ倒産しないという保証はありません。もし倒産したら半分の1,000万円は手元に戻りません。つまり銀行に預けておくことはある程度リスクがあるのです。
加えて自分の会社の業績です。これまで業績は好調でしたが国際情勢に影響されやすいため、今後も安定して給料をもらえるのか不安に感じていました。自分の給料を劇的に上げることは難しいけれど今後資産は増やしていきたい。当面の生活資金は確保できている。それならば長期的にリターンが見込める何かに投資してみたいと思い始めました。
インデックス投資の存在を知る
私がインデックス投資の存在を知ったのは山崎元氏の「超簡単 お金の運用術」という本でした。ちょうどNISAや企業型確定拠出年金の制度が始まったころでした。知らないと社会人として恥ずかしいから少し勉強してみるか、くらいの気持ちで本書を手に取りました。
本書を読んで初めてインデックス投資の存在を知りました。そしてインデックス投資を通して世界中の企業に投資ができること、証券会社の窓口に行かなくてもネット証券で簡単に購入できること、手数料が安いことを知りました。そしてNISAや確定拠出年金制度をフル活用すれば節税にもなることを知りました。お金をどう運用すればいいかをとても切れ味良く説明する本書は私にとって学ぶべきものがとても多く、本書を手に取って本当によかったと思っています。
次に読んだのが「ウォール街のランダム・ウォーカー」という本です。投資に詳しい方なら誰でも知っている古典です。
ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
本書はアクティブ・ファンドに投資するよりもインデックス・ファンドに長期で投資する方が大きなリターンを得ることができることを豊富な事例を通して証明しています。本書を読んでS&P500に投資すれば長期的には高リターンが期待できること、そして他の先進国や新興国の株価を組み入れて国際分散投資することでリスクをさらに引き下げることができることを知りました。
ドル・コスト平均法を知る
上に挙げた本を読んでインデックス投資について理解はできたとはいえ、やっぱり資産が減ることに恐怖感がありました。色々調べていくうちに、同じ金額を長期間積み立てることが資産を増やすうえで重要でなおかつリスク回避になることを知りました。それがドル・コスト平均法です。
私は「積立投資のすべて」という本を読んでドル・コスト平均法の理解を深めることができました。
本書は毎月一定金額を長期間積み立てることで、期間中の株価の変動が最終的な総資産にどのように影響するかを色々とシミュレーションした結果を示してくれます。そして一時的な株価の下落はボーナス期間であり、将来的に株価が上昇するなら高い確率で資産を増やすことができることも示してくれます。
ずっと株価が上がり続けることはまずありえません。株価が下がった時でも積み立てを止めず、逆に購入株数を増やせるボーナス期間だとポジティブにとらえる精神力を与えてくれたとてもいい本です。
思い切って投資を始める
本を読んで学んだことをまとめると次の通りでした。
- インデックス・ファンドで世界中の企業に投資できる
- S&P500への投資で高いリターンが見込める
- ただしリスクを分散するために国際分散投資も必要
- 毎月定額を積立続けることがリスクを減らし精神的にもよい
- NISAと確定拠出年金をフル活用すれば節税になる
当面の生活費は貯金できている。高いリスクで短期的なリターンを得るよりも、じっくり長期で積み立ててリターンを得る方が自分の性格にあっている。そう考えたとき、インデックス投資は自分にピッタリで、これなら続けられそうだと判断しました。そして投資を実践することにしました。
今では米国を中心に先進国や新興国に毎月定額を積み立てています。
さいごに
以上が「投資は怖い」「投資はギャンブルだ」と考えていた私がインデックス投資を始めるに至った経緯です。上に挙げた本以外にも多くの方のブログを読んで勉強させて頂きました。この場でお礼申し上げます。
積立投資は時間が武器です。始めるのが早ければ早いほど複利の効果で資産を増やすことができるからです。私が社会人になったころはS&P500は2,000ドル以下でした。2018年には史上最高値の3,000ドル近くまで上昇しました。もっと早くに始めておけばよかったと忸怩たる気分になることもあります。
リスクを取らないとリターンを得ることはできません。もちろんインデックス投資もリスクはゼロではありません。ですが「毎月定額を長期にわたって投資先を分散しながら投資する」を心掛ければ、リスクを減らしながら資産を増やせると私は信じています。そして私のメインの投資先は日本でなく米国です。今後も人口が増加し、優秀な人材を世界中から集めて新しい産業を生み出し、経済が成長してゆくと予想しているからです。
ちなみに職場のアメリカ人に投資の話をしたところ、彼は30年以上アメリカ株のインデックス・ファンドに投資し続けて2018年に全て売り払い大儲けしたそうです。
私は今後もインデックス投資を続けます!
それでは。
ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
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