チャンドラです。
会社で働いていると上司から厳しい叱責を受けることがあります。
そしてその叱責が度を超えたレベルになると、パワハラと認定されるそうです。
そんな私が経験したパワハラをお話しします。
私が新入社員で働き始めたころ、一人の上司が指導員となりました。
その上司は優秀だがメチャクチャ厳しい人で、部下が自分の思い通りに動かないとすぐにキレる人でした。
いわゆる沸点が低い人だったのです。
当時の私はとても要領が悪く、与えられた仕事を終えても完了報告を怠っていたり、作成した資料にミスが多かったり、本当に使えない人間でした。
つまり優秀で沸点が低い上司と、使えない部下という、最悪の組み合わせだったわけです。
その上司はけっこうネチネチ攻めるタイプの人間なので、色々なボキャブラリーを使って私を責めてきました。
「おまえって本当にノンビリ仕事するよね。おわらす気あんの?」
「おまえこんな雑な仕事で給料もらってんの?ねえ?いいの?それで?」
「何回言っても理解できないよね。銃で人殺したらだめなら、ナイフで人刺して殺してもOKって思うタイプなの?(←これは今考えてもよく意味不明)」
「は?何反抗してんだよ、お前」
これを他の人が聞こえる前で言うのです。
これをほぼ毎日言われるので、そのころの私は会社に行くのが本当に苦痛でした。
そんなある日。
私が作成した設計書にミスが見つかり、まるまる一週間かけてミスを洗い出す必要が出てしまいました。
一週間かけて見つけたミスを資料にまとめて、顔面真っ青になりながら、状況と対策を報告しました。
実はその設計書というのも、私だけで作ったものではなく、共同で設計作業を行っていた海外の会社も関わっていたのですが、私もその会社も共にミスをしていたのです。
報告が終わると、上司はその資料をグチャグチャにして、地面にたたきつけました。
そして、持っていた自分の手帳をそばにあったIP電話にたたきつけました。
「おまえのせいでプロジェクトが大変なことになる。この設計書で他の作業も進んでるんだぞ!!」
「意味が分からない!お前はどういう品質管理やってんだ!」
「ヘラヘラしながら仕事やってるからこんなことになるんじゃ!」
「クソみたいな設計書つくりやがって!!」
あまりにも激しいキレ方なので、この異様な光景をたまたま見てしまった他の人も顔面真っ青になっていました。
その後、その設計書で作業を進めている別の会社の人には、事情を話して作業を止めてもらい、すぐに修正版の設計書を渡すことで、事なきを得ました。
ただ、この件で私は少し参ってしまいました。
あまりにも上司がブチ切れしたことに対するショックと、「自分も悪いが、悪いのは自分だけではないのに、何故自分だけがこんな目に合うのか・・・」という理不尽な気持ちで、その日以降、食事がのどを通らなくなってしまいました。
昼飯は何も食べずに昼寝、夜は野菜ジュースだけで済ましていました。
固形物が食べれなくなってしまったのです。
こんな感じで2週間は気持ちが沈んでしまいましたが、それでもとにかく仕事をやりとげなければいけないので、気をとりなおして働き続けました。
その上司は途中でプロジェクトを抜けたので、それ以降はネチネチした叱責もなくなりました。
正直、その上司が抜けてくれて助かった・・・という気持ちでいっぱいでした。
結局、パワハラレベルの叱責を受けていたのは私の要領が悪いのが原因でした。
だからあのころ上司がブチ切れしていた、上司の気もちもよく分かります。
最悪の新入社員時代ですが、これでよかったとも思っています。
それがストレス耐性です。
あの鬼上司に鍛えられたおかげで、他の上司の叱責など屁とも感じられないレベルだからです。
ストレス耐性は辛い時期を経験しないと身に付けるのは難しいです。
だから叱責を受け続けたあの時期があってよかった、と思っています。
それでは。
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私は、パワハラの原因は、パワハラする人自身にあると思っています
新人時代なんて、みーんな要領悪いですよ
( ˙▿˙ )
チャンドラさんは悪くない!
それだけ言いたかったのです