私は2018年2月にPMP (Project Management Professional)を取得しました。
勉強時間は約3ヶ月で一発合格することができました。
PMPは全ての業界で活用できる汎用性の高い資格です。
今回はこのPMPという資格について簡単に紹介します。
- PMPとは?
- プロジェクト・マネジメントとは?
- PMPは役に立つのか?
- 受験資格は?
- どんな試験か?
- 合格したらどうなるか?
PMPとは?
アメリカの非営利団体PMI (Project Management Institute)が認定しているプロジェクト・マネジメントに関する国際資格です。
PMP試験に合格した人はプロジェクトをマネジメントするための知識と実務経験を有するとみなされます。名刺にもPMPと書くことができます。
プロジェクト・マネジメントとは?
「プロジェクト」を「マネジメント」することです。
「プロジェクト」とは「有期性」と「独自性」をもつ活動です。
「有期性」とは終わりと始まりがあることを意味します。「独自性」とはルーチンではないことです。
例えばスーパーでレジを打つ業務はプロジェクトとは言えません。一方、新製品の開発はプロジェクトだと言えます。「有期性」と「独自性」の両方を満たすからです。
「マネジメント」とは、プロジェクトをうまく終わらせるために監督することです。「うまく終わらせる」とはどういうことかと言うと、
- 期限内に終わらせる
- 予算内に終わらせる
- 顧客の要求通りに終わらせる
です。
PMPは役に立つのか?
President Onlineの記事では「超稼げる」と紹介されています。「超稼げる」の表現は軽薄であまり好きではないのですが、私の実務では役立っています。具体的にはPMBOKで得た様々なプロジェクト管理方法を実践しています。
プロジェクトの管理方法とは、例えば次のようなことを言います。
- スケジュールを見積もる方法
- 予算を見積もる方法
- どんな人材と資材が必要な見積もる方法
- プロジェクトの要求を特定する方法
- リスクを特定する方法
- 変更を管理する方法
- 進捗を管理する方法
PMP試験はPMBOK (Project Management Body of Knowledge)に記載されたプロジェクト・マネジメントに必要な知識を問う試験です。
このPMBOKには先人が考案したプロジェクトを円滑に終わらせるための様々な手法がまとめられており、これらは様々な産業で応用が可能な汎用性が高い手法です。
なぜならどの産業でも、新製品の開発や新しいサービスのプロモーションといった「プロジェクト」に該当する事業が存在するからです。
受験資格は?
以下の通りです。詳細はPMIのホームページを参照してください。
- 36ヶ月間のプロマネ経験を含む、プロジェクト業務を指揮・監督する立場での4500時間の実務経験(高卒の場合は60ヶ月間のマネジメント経験と7500時間の実務経験)
- 36時間のプロジェクトマネジメント研修(E-learningなど)
実務経験で注意すべきは、実務経験は必ずしもプロマネとしての業務ではなくてもよい、という点です。
たとえ下っ端としてプロジェクトに参加していたとしても、PMBOKに記載された手法を活用しながら業務を進めたり、部下の作業進捗を管理したりしていればOKです。
どんな試験か?
コンピューターによる選択式問題です。4時間で200問を解きます。
内容はPMBOKに記載された内容を理解しているかどうかを問う問題です。
結果は試験終了後すぐに分かります。
合格したらどうなるか?
PMPを名乗ることができます。
注意したいのが更新が必要な点です。3年間で60PDU (Professional Development Unit)が更新用件です。60時間の勉強(テクニカル・スキル、ビジネス・スキルにセミナー参加、E-learning)が必要です。
以上がPMPの概要です。
今後はPMPを取得するために行った勉強や、役に立った書籍、資格取得の流れなどを紹介していきます。
それでは。
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