金融工学

億り人を目指す意味あるか?

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資産が1億にはほど遠い私が言うのもなんですが、資産1億円達成にどういう意味があるか考えてみます。

人にチヤホヤされたいとか達成感があるとか感情面はさておき、1億あれば仕事辞めて完全無職になってもその後の人生は「ほぼ」苦労せず暮らすことは可能です。「ほぼ」ってどれくらいか?

過去記事でS&P500に投資してFIREした際の破産確率を計算しました。毎年の引き出し額と40年後/50年後の破産確率を計算した結果が下の表です。

毎年の引き出し額が150万円なら40年後の破産確率は3%。感覚的に破産する可能性はほぼないと言えます。

一方で、毎年の引き出し額が300万円であれば、40年後の破産確率は19%。結構高いです。

毎年引き出す額は、生活水準や収入の有無に依存します。仮にFIREして毎月5万円の収入あり、毎年の生活費が300万円だとすれば、必要なカネは240万円。これは「毎年300万円引き出し」して税金引いた額に該当します。

つまり、億ってFIREしても破産確率は20%近くあるってことです。言い換えると、資産1億で毎年300万円引き出して生活すれば破産確率は20%まで抑えられる。

当然ながら、働き続ければ安定した収入を得ることができます。安定した収入があって子孫に資産を残す気がないなら、資産1億も不要だし、消費や教育に金をかけた方がよい人生を送れる気がします。

 

関連記事:

S&P500投資でFIREするのにいくら必要かを破産確率で明らかにする。

S&P500に6000万円投資してFIREしたときの破産確率をシミュレーションした。驚きの結果とは?

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都内在住の30代サラリーマンです。このブログではインデックス投資の利点、運用成績、運用シミュレーションや金融工学の記事を公開していきます。

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