チャンドラです。
保険会社から加入を勧められる個人年金保険ですが、保険会社の営業おばちゃんは年利を教えてくれません。何故なら年利が低すぎることを分かっているからです。
私が加入しているニッセイ みらいのカタチ年金保険をケースに年利を計算してみます。単に年利を出しても面白くないので、節税効果とクレジット払いした場合の年利も計算してみます。
年金保険の利回りは?
私が加入しているニッセイ みらいのカタチ年金保険のプランは次の通りです。
月々 10,752円支払い
65歳時の累計保険料:451万円
満期で受け取る金額:480万円(10年間受け取る場合)
ここでは簡単に満期で480万円を一括で受け取ると仮定します。エクセルで年利を計算すると年利は0.34%でした。
ここまで見ると年利が低くて愕然としてしまいます。ただし年金保険は所得税と住民税の節税効果が見込めます。次にこの節税効果まで見込んで利回りを求めてみます。
節税を考慮した利回りは?
年金保険の節税効果は過去記事で書きました。私の場合年間10,800円の節税効果があります。
そこで前提を次のように変更して利回りを計算してみます。
月々 10,752円支払い
毎年10,800円返ってくる
65歳時の累計保険料:451万円
満期で受け取る金額:480万円(10年間受け取る場合)
エクセルで年利を計算すると年利は0.75%でした。受け取れる金額は期間中に減る税金と満期で受け取る金額を合計して518万となりました。
節税を考慮すると年利は0.42%上がり、受け取れる金額は38万円増えることが分かりました。
これでも年利1%を超えることはできません。個人年金保険はもう一つ嬉しい点があります。それはクレジットカードで支払いができるという点です。私の場合保険を還元率1%のオリコカードで支払うことで還元されたポイントをそのまま楽天スーパーポイントに変えて楽天市場で使ったりしています。そこでこのポイントを1ポイント=1円としてもう一度年利を計算してみます。
クレカのポイントを考慮した利回りは?
クレジットカードで還元されるポイントも考慮した利回りを計算してみます。前提は次の通りです。
月々 10,752円支払い
毎年10,800円返ってくる
毎年1,290ポイント還元(1%)
65歳時の累計保険料:451万円
満期で受け取る金額:480万円(10年間受け取る場合)
エクセルで年利を計算すると年利は0.8%でした。受け取れる金額は期間中に減る税金と満期で受け取る金額を合計して522万となりました。ポイントを考慮しない場合に比べて年利は0.05%上がり、受取金額は4万円だけ増えました。
まとめ
私が加入しているニッセイ みらいのカタチ年金保険の利回りを計算した結果は次の通りです。
利回り:0.34%
節税効果を考えた利回り:0.75%
ポイントも考えた利回り:0.8%
節税効果及びクレジットカードのポイントを考慮して計算しても利回りは1%を超えません。インフレが起きれば実質年利はマイナスになると思います。
年金保険は私がインデックス投資を開始する前に入ったものです。インデックスで積み立てを開始した今、解約を本気で検討しています。ちなみにこれまでの積立金は20万円程度で今解約すると解約払戻金として約15万円が返ってきます。マイナス5万ですが節税効果が20,000円程度あったので実際はマイナス3万程度です。
さっさと解約して外国株式に投資した方がよさそうですが無リスク資産として置いておくのもアリかな。。。
それでは。
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