NISAの制度が「二階建て」に変わるようです。
新たなNISAはリスクの低い投資信託などに対象を限定した積立枠(1階)と、従来通り上場株式などにも投資できる枠(2階)の仕組みに改める。原則としてリスクの低い商品に投資した人だけが、2階部分にも投資できるようにする。
年間の投資限度額は1階が20万円、2階が102万円、総額122万円とする方向で調整している。全体で5年にわたり最大610万円を非課税で運用できる。
与党の税制調査会での議論を踏まえて、12月中旬に決める20年度の税制改正大綱に盛り込む。
政府・与党は今後も、資産形成に最適な制度を模索する。
引用:日経新聞
1階部分に当たる年間20万円の投資は低リスクな商品に限り、
1階部分の投資枠を使い切った人に限って、2階部分の投資枠を活用でき、
2階部分の102万円の投資枠は、低リスク商品に限らずよりハイリスクな上場株式にも投資できるようになる、
そうです。
どうして2階建てにするのでしょうか。
どうして年間102万円という中途半端な額にするのでしょうか。
何をもって低リスクというのでしょうか?国債?
資産形成を促すのなら、制度を普及させたいのなら、
制度は複雑にしてはいけないのです。
ワタクシもあります。仕事でそんな経験。
チームリーダーの仕事はルールを作って、人に理解させて、人を動かすこと。
ルールはシンプルであるべきなのに、
手がけている案件の進行状況とか、利害関係者との調整とか、
もろもろの理由でルールを複雑にしてしまった結果、
そのルールはメンバーに支持されず、忘れさられ、リマインドしたら陰でクソ・ルールと蔑まれ、リーダの信用も失いかけたような経験を。
ルールや制度は・・・複雑にしてはいけないのです。
複雑なものというのは、大抵うまくいかない。
ピーター・ドラッカー
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