日経平均ダブルインバースETF:
日経平均とは逆の方向に2倍の動きをするETF。例えば日経平均が1%下落すれば、ダブルインバースETFは2%上昇。
投資初心者がダブルインバースETFに投資する、というのは個人的におススメできません。そもそもダブルインバースという選択肢にたどり着くにはステップがあるはずです。そのステップとは、
(1) 日経平均、S&P500、全世界インデックスなど色々な指数があるなかで、どれを選ぶか? → 日経平均を選ぶ
(2) 日経平均にするか日経平均 (インバース)にするか? → 日経平均 (インバース)を選ぶ
(3) 日経平均 (インバース)にするか日経平均 (インバース)にレバレッジをかけるか? → レバレッジをかける
日経平均ダブルインバースにたどり着くには(1)→(2)→(3)のステップを踏む必要があるのですが、それぞれのステップで答えをだすための理由がちゃんとあるのか?が大事だと思うんです。
もう一つ重要なのは、最終的な答え (日経ダブルインバース)と他との比較。例えば、なぜシンプルなS&P500 (レバなし)という格安で投資できるファンドがあるのに、わざわざ日経平均ダブルインバースというややこしくて信託報酬が高いものを選ぶ必要があるのか?ということ。(信託報酬は約0.9%)
S&P500であれば過去実績によると年率7%で成長しています。かりにS&P500を超える成績を出したいなら、最低8%で運用すればよい。
かりに日経ダブルインバースで年率8%を達成できると見込むなら、それはつまり日経平均は毎年約4%ずつ下落すると予測していると同義です。
この場合、日経平均は緩やかに下落を続けて10年後に34%下落することになるんですが、ホントにそんな予想してんの?と思うんです。
いや、少子高齢化が止まる気配はないから内需は期待できないということで、株価下落が続くと信じてるならそれでもいいんですが、あまりにも悲観的すぎるし、やってることが後ろ向きですよね。。。
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