私の会社では新入社員が3か月程度の全体研修を受けてから各部署に配属されます。各部署に配属される前に、ますは会社の事業とかビジネスマナーとか語学研修を受けるのです。
新入社員は部署のミーティングで自己紹介をします。「新しく配属された●●と申します。大学時代は●●を専攻してました。趣味は●●です。どうぞよろしくお願いします!」てな感じです。自己紹介したら暖かい拍手で迎えられる。新入社員は指導員について仕事をするのですが、指導も優しい。
私が入社したのは8年前ですが、全然違いましたね。まず部署のメンバー全員の前で挨拶したら全員無言で拍手なんかもちろん無し。超忙しくしている先輩たちの席の真ん中にポンっと放り込まれて「誰おまえ?」という目線が辛かった。
おまけに「新入社員は何で指示待ちなの?なんで自分から仕事くれって動かないの?誰が教育してんだよ。」と陰口まで叩かれるという ww
そしてリーダー格の人からは「誰もお前のことなんて興味ないから。自分から話しかけて、教えてもらって、手伝って、名前と顔を覚えてもらうようにしろ。とにかく動きまわれ。でないとおまえ、いる意味ないぞ。」と言われてました。
8年前と今では隔世の感じがします。8年前わたしに「お前のことなんて興味ない」と言い放ったそのリーダー格の人も、今では「新入社員と話すときは気を使う」とか言ってました ww 「どうしてですか?」と聞いたら、「パワハラとかうるさくなってきたから、少しきついことを言いにくくなってきた」とのことでした。
さらに昔。20年前は、人前で大声で怒鳴りつけるとか、紙をビリビリに破るとか、椅子を蹴り上げるとかは日常茶飯事だったそうです。それと比べると、今の新入社員に対する上の世代の態度は腫れ物に触るぐらいのレベルになってるような気もしますね。ちょっと上司もビビってるような。。。
もちろん人格否定のような叱責はだめです。ですが、腫れ物に触るような感じで新入社員を扱うと、なんだか本音で話しができないような気もしますね。
実際に私が言われた「お前のことなんて誰も興味ない」というのは言葉としては厳しいですが本当に真実でした。私の会社には社員だけでなく、多くの契約社員や社外から出向してきた人が忙しく執務しているので、自分から動いて与えたり与えられたりしないと、関係が全く築けないような環境でした。
ちょっと厳しい言葉があったからこそ私の今があるわけで、というか言葉が厳しくなかったら全然私に響かなかったでしょう。
厳しいことを言われない環境は一時的には快適でも、その後いつかは責任ある立場で働くことを考えると、損するのではないかなぁ、という気がしてます。
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