モンスタークレーマーってマジで面倒くさいんだが、ところでどれくらいの割合で存在するんだろう?
って思うことがあるんです。何か一部の騒ぎまくるバカのせいで社会的損失があると思うんですが、そもそもどれくらいいるんだと。
「心配学~本当の確率となぜずれる?」という本からの引用。
ある商品にクレームをつけたり、逆に絶賛したりする人は、先ほどのデータでみると分布の端っこのほうの人です。平均的な大多数の人は特に何も言わずにだまっています。サイレントマジョリティとは、この「黙っている大多数の人」を指す言葉です。・・・
ものすごく心配な人は、こころの中が心配で満ちているわけですから、それを確かに言いたくて仕方ありません。
でも、真ん中の大多数の人は、すごく心配でもないが、完全に安心しきってもいない。だから、わざわざ「すごく心配でもないし、安心でもない」ということを人にいおうとしません。・・・
一方、極端に心配側に位置している人は、自分が声をあげなければ、心配が現実になり、自分や周りに人が不幸になってしまうと思っています。
だから、なんとかして、世の中にわかってもらおうと声をあげます。こういった事情から、世の中で聞こえてくる声の大部分は、分布でいう右端の人の意見になってしまいます。
これはナカナカ面白いですね。
「大多数の人は黙ってるだけ」で「心配度の分布の端っこの人間だけが声を上げてるだけ」。その結果、聞こえてくる声は一部の人間の意見だけ、ということになります。
ということは、心配度が高くて、声を上げるのが正義だと考えていて、分布の右端に位置してるモンスタークレーマーの意見は、決して大多数の総意ではない、ということになりますね。
サイレントマジョリティを意識しておかないと、一部の極端な意見に影響されて余計な心配をしてしまったり、多くの平均的な人が不利益を被る場合があるのです。
ところで、上の満足度のグラフを見ると、左端が「クレーマー」で右端が「絶賛」となっています。何だか聞いたことありますね。
そう、マスコミ報道やくだらないネット記事でよくある「●●が日本を絶賛」とか「××が日本をもう批判」です。
キモいんでこういう報道や辞めて欲しいなと思っているんですが、これからは分布の端っこの一部の人間の意見を、さもマジョリティの意見であるかのように、バカが大袈裟に書き立ててるだけと考えることにしますよ ww
引用した本:
心配学〜「本当の確率」となぜずれる?〜【電子書籍】[ 島崎敢 ]
関連記事:
記事が役に立ったらクリックお願いします↓