私は新卒で就職してから6年で2000万円を貯めました。私よりも年収が多い人はたくさんいると思いますが、一般的な30代前半の平均よりも高い金額を貯蓄できたと思っています。
この記事では私が心掛けたことを紹介します。この6年間の状況は次の通りです。
- 日系企業正社員
- 年収500万円 ~ 700万円(残業代込み・金額はボーナスで変動)
- 独身寮に居住
- 支出額は手取り額の約50%
実際に取った方法は次の通りです。
- 毎月の収入に対する支出の割合を把握する
- 無駄な固定費・出費を減らす
- 良いものを大切に使う
- 「若いうちにたくさん稼いでたくさん遊べ」は信じるな
毎月の支出の割合を把握
毎月の支出の割合は必ずチェックするべきです。支出の割合をチェックすれば将来どれくらい貯蓄できるかを予測できるからです。
とはいえ、毎月の支出の内訳を細かく家計簿に記録するのは苦手な方が多いと思います。そこで私がやっているのは、毎月銀行口座の増加額と給与明細の手取り額だけを記録して支出の割合を記録する、という方法です。
実際に2013年から2016年までの支出の割合を記録したのが以下のグラフです。
グラフの赤丸はボーナス月です。収入が多いため支出の割合は10%以下となっています。ボーナス月を除くと支出は50%から100%の割合に分布します。ボーナス月も考慮すると支出の平均は51%です。従って年間の手取りが600万であれば、約300万円を貯蓄にまわせると把握できます。
無駄な固定費・出費を減らす
会社員だと給与はそう簡単には上がりません。私の会社で毎年どれだけ給料が上がるかというと、基本給でせいぜい2万円/月上がる程度です。そうなると貯蓄を増やすために見直すのは固定費と出費です。
まずは通信費です。大手のキャリアを使用していましたが、SIMフリー端末に変更し、格安SIMに変えました。月額2,000円程度なので大手キャリアよりも約5,000円固定費を削減できました。
次に本。私は読書が好きでいつもAmazonで購入していましたが、近所の比較的大きな図書館の蔵書を検索すると、意外にも見つかることが多いことに気づき、図書館を使用することにしました。
車は持ちません。車は駐車場代、ガソリン代、車検などがかかるため、維持費が高すぎます。自宅周辺の公共交通機関が整っているならば車は持たず、バスや電車をフル活用すべきです。どうしても乗る必要がある場合はカーシェアリングで十分だと思っています。
会社の飲み会も本当に必要か見直しました。確かにチームビルディングなどに参加することはコミュニケーション活性化のために大切だと思います。ですが毎回似たメンバーで毎週毎週飲み会に繰り出すのは、自分のためになっているとは思いません、そのとき楽しいだけの飲み会を繰り返すのは、時間とお金の大きな損失です。
過去の過ちを繰り返さない
ケチな私ですが過去にお金をドブに捨てたことは多々あります。無駄な生命保険や大手キャリアのスマホなどです。失敗もありました無駄だと思ったらすぐに軌道修正しました。以下が私の失敗談です。
良いものを大切に使う
少し意外かもしれませんがこれは大きな節約になることに気がつきました。なぜなら少し高額な物を使うと、それらを大切に使う習慣が身に付き、他の物も大切に使う意識をもつようになるからです。その結果ものが長持ちするため、結果的に節約できます。
例えば靴です。社会人になりたての頃は恥ずかしながらスーパーで買った3,000円程度の革靴を履いていましたが、同じ靴を毎日、しかもメンテナンスもせず使用し続けた結果、3ヶ月でぼろぼろになりました。その後心を入れ替え、20,000 ~ 30,000円程度の靴を3足揃え、メンテナンスしながら大切に履いています。どの靴も5年目に突入しようとしていますが、まだまだ履ける状態です。
服やネクタイ、バッグも同じです。高級ブランド品である必要がありませんが、作りがしっかりしている良いものを大切に使うと長持ちします。デザインに飽きたとしても、大切に使用したものはメルカリなどのフリマアプリで定価の3~4割程度で売れるのです。
「若いうちにたくさん稼いでたくさん遊べ」は信じない
「たくさん稼げ」は同意しますが、「たくさん遊べ」は同意しません。お金は簡単に出ていきます。私も社会人になりたての頃は学生の頃は考えられなかった収入を手に入れて、夜遊びに使ったこともあります。ですがあのとき使ってよかったとは1ミリも思いません。
遊ぶのが大好きで遊べば遊ぶほど仕事のやる気もあがる、という人は大いに遊べばいいと思います。仕事にも身が入って収入アップが見込めるからです。逆に歩合制ではなく給料が固定されていて、遊んでエネルギー注入しても収入アップが見込めないのなら、貯蓄に励むべきだと思います。息抜きは賛成ですが散財は百害あって一利なしです。
まとめ
最後にもう一度繰り返します。以下の事に気を付ければ、お金が貯まりやすくなります。これは私の実体験です。
毎月の収入に対する支出の割合を把握する
無駄な固定費・出費を減らす
お金をドブに捨てた過去の過ちを繰り返さない
良いものを大切に使う
「若いうちにたくさん稼いでたくさん遊べ」は信じるな
ぜひ実践してみてください。
関連記事:
金融資産が3000万円を超えた記事です。
私の貯金額の推移です。
テレワーク効率化グッズの紹介です。