ITmediaからの引用。
個人向け家計簿アプリ「マネーフォワードME」が、個人向け資産運用の領域に乗り出す。6月23日、マネーフォワードは個人向け資産運用サービスを提供するSUSTENと資本業務提携を発表した。1200万人が利用し、口座連携されている資産額は合計15兆円にのぼるマネーフォワードMEのユーザーに向けて、資産運用の機会を提供していく。
マネーフォワードのデータによると、マネーフォワードMEユーザーの6割以上が資産運用を行っていない。さらに3割は、投資に振り向けてもいい余剰資金があるにもかかわらず、預貯金のまま保有している状況だ。
そんなユーザーに対し、データを元に理想的なポートフォリオと投資額を提案し、また保有資産と投資額に応じた資産運用シミュレーションを行うことが重要だと、マネーフォワードは見る。そのため、マネーフォワードが持つ家計および資産のデータと、SUSTENが持つ資産運用ロジックを組み合わせることで、運用提案や運用シミュレーションを2022年春をめどに共同開発する。
投資をやるかやらないかは個人のリスク許容度に基づくものなので、個人的にどうでもいんですが、面白いのがマネーフォワードのデータを使って余剰資産で資産運用が行われていないのがハッキリと可視化できる点。
余剰資産の活用方法が分かっていない(資産運用なんて考えてこともない)ような人もたくさんいるわけで、データをガッチリ掴んでいるマネーフォワードが個人に合った資産運用の機会を提供するのは自然な流れだと思います。
データの有効活用ですね。
ところで、このSUSTENという会社はどんなファンドを提供するのかな?
SUSTENの岡野大社長は、「良い商品がなかなか提供できない、リーズナブルに提供できない。例えば、多くの運用会社は証券会社や銀行の子会社でしかないので、理想的な商品を組成しても、販売会社に提供しにくい。売りやすい、キャッチーな商品ばかりを並べて残高を増やしてきた。この課題は、業界全員が感じているのではないか」と話し、機関投資家同様の商品を、コストを下げながら安価にユーザーに提供することに意欲を示した。
世の中にはeMAXIS Slimシリーズのような激安の投資信託や、バンガード社のVOOのような激安ETFがすでにあるわけで、ネットで証券口座を作ってファンドを買って、マネーフォワードに連携させとけば、運用状況も簡単にチェックできます。
自分のリスク許容度を把握し、自分で調べてファンドを選び、自分でネット証券口座を開設して、自分で決めたファンドを買う。
これはいわば「自分が何をやっているのか」を理解するためにも踏むべきステップだと思うんですが、それすらやるのが面倒くさい、よく分からんけど自動で何でもやってほしい、と思う面倒くさがり屋さんならマネーフォワードのサービスはいいかもしれませんね。私なら使わないけど ww
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