金曜日の夜。今日中に完了させるはずの資料作成が終わらなかったとき。翌週に納入すべきものにミスや欠陥が見つかってスケジュール遅れが分かって報告する必要が出てきたとき。
そんなとき、華金という言葉は見事に崩壊します。月曜日に上司にブチ切れされることが分かっていて、どうして華の金曜日を味わい尽くすことができるでしょう。どうして週末リラックスして過ごすことができるでしょう。
土日は地獄。私も仕事でミスをしてしまって、月曜日の到来に怯えながら、胃がムカムカして吐きそうになりながらベッドで眠れぬ週末を過ごしていたことがあります。地獄の週末というやつです。
そんなとき何をすべきかと言うと、2つ。1つはリカバリー・プランを練ることでしょう。ミスしたことは取り返せないので、すこしでも遅れたスケジュール、または出てしまった欠陥をすぐに修正するためのプランを練り上げて、上司への報告の添えることです。といっても、これは当たり前のことでしょう。
私が大事だと思うもう一つのこと。それは自分を勇気づける作品を鑑賞する、ということです。作品とは、本や映画、音楽などを含みます。これ、結構大事なんですよ。
自分を勇気づける作品。それは楽天的でブッとんでいる登場人物が出てくる映画。例えば映画「地獄の黙示録」に出てくるキルゴア中佐。登場時間は20分程度ですがとにかくブットんでいてカッコイイ。加えて同映画のハイライトで流れるワルキューレ騎行を聞くと気持ちも盛り上がってきます。(ちなみに車の運転中にワルキューレを聞くと無意識に速度を上げてしまう傾向にあるそうです。)
何が自分を勇気づけるかは人それぞれですが、月曜日のメンタル崩壊の備えて日曜日に自分を武装することは大切です。例えその結果月曜日に潰されたとしても。
どんな作品が自分を奮い立たせるのか、日ごろから探しておくことは間違いなく役に立つでしょう。