資産運用

人的資産を計算する方法。なぜライプニッツ係数を使うのか?

投稿日:2021年10月28日 更新日:




 

自分の人的資産を計算する方法があります。

例えば現在35歳の人が定年まで30年間働くとします。その期間の予想平均年収は600万円。すると、その人の人的資産は

600万円 x 30年 = 1億8000万円

と言いたいところですが、民法では異なるようです。

自動車の自陪責保険などで、事故で亡くなった故人の遺族に支払うべき補償を計算するのにつかうのがライプニッツ係数。

ライプニッツ係数は将来(生きていたら)受取れたはずの金額を前倒しで受け取るために、得られた利益を控除するために使う指数。

上の例でいうと、「生きていたら将来受取れたはずの金額」は1億8000万円。でも、現在1億8000万円受け取れるとはならないんです。

理由は「将来受け取れたはずの金」は「今現在の金」よりも価値が低いから。

ファイナンスの考え方では、今現在の100円は将来の100円よりも価値は高い。

ということは、「生きていたら将来受取れたはずの金額」である1億8000万円を今貰おうとしたら、減らさないといけないわけです。

そのために、予想平均年収にかける係数がライプニッツ係数なんです。

 

Sponsored Link



 

ライプニッツ係数は法定利率(現在は3%)を用いて計算します。詳細はWikipedia参照。

係数の値は期間によって変わりますが、30年なら19.6。従って上の例だと、

600万円 x 19.6 = 1億1760万円

となります。

ただし。私が気になるのはこの「法定利率」です。3%と定められていますが、高すぎるような気がしますね。

例えば父親が亡くなるとして、30年間で稼げる金額が1億8000万円。そこで法定利率で割り返すことで1億1760円まで下げられるわけですが。

そこで無リスク資産である銀行預金に1億1760円放り込んでおいても1億8000万円には到底足しません。理由は預金の利率が低すぎるから。

したがって、法定利率で割り返して激減した金は利率3%以上で運用しないと、割り返された分の埋め合わせになりませんね。

 

↓ライプニッツ係数による人的資本の計算はこの本で分かりやすく紹介されています。

記事が役に立ったらクリックお願いします↓

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

-資産運用

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

リスクを取らないリスク

  著名なファンドマネージャーの堀古英司氏の「リスクを取らないリスク」からの引用。 私の所には投資に関するアドバイスを求める方が多く来られます。しかし私は、投資に関するアドバイスをさせて頂く …

実は無責任な「リスクを取れ」という言葉。リスクマネジメントを知らずにリスク推奨するなと ww

  「リスクを取れ」とか「リスクを受け入れろ」とかいう言葉は私から言わせれば無責任。 相手を鼓舞するために言うのは悪いことだとは言わないが、言ってる本人が「リスクに立ち向かうとはどういうこと …

メルカリで売れた意外なものを紹介

  チャンドラです。   家の中の不要なものをよくメルカリで売っています。 これまでメルカリで10万円以上商品を売ってきました。 その際「こんなものまで売れるの??」という商品がよ …

投信の自動積立機能はズボラ投資家にとって最強ツールだ ww

  私はインデックスファンドに毎週一定金額を積み立て投資しています。 貯金至上主義者だった私が投資信託(インデックスファンド)に投資するのはかな~り勇気がいることでした。 まあそりゃそうでし …

平均的なサラリーマンが年利5%で30年間運用した結果

  タイトルに「平均的なサラリーマン」という言葉を入れています。これが重要なポイントなんですよ。私も含めて世の中は平均的なサラリーマンばかりですからね ww 金持ちが資産運用した結果なんて見 …

チャンドラです。

都内在住の30代サラリーマンです。このブログではインデックス投資の利点、運用成績、運用シミュレーションや金融工学の記事を公開していきます。

自己紹介は:こちら

お問い合わせは:こちら


にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ