チャンドラです。
スカイプで欧米の企業と転職面接した話をします。正確に言うと無理矢理やらされたのですが。外資系企業への転職活動されている方の参考になれば幸いです。
私は転職サイトに登録しています。ある日、転職エージェントから電話でお話ししませんか?とメールが来たので、話をすることにしました。
エージェントの人から会社紹介を受けた後、これまでのキャリア、今後のキャリア、転職に興味があるか、どんな業界に興味があるか、などを質問されました。転職に強い思いがあったわけではないので、「今より給料がよくて業務がやりがいのある企業があれば転職してみたいですね。」と伝えました。他にも色々雑談したあと、「案件があれば紹介します」と言われて面談を終えました。
そして1週間後、早速担当者から案件の紹介を受けました。
紹介された案件は、日本で事業を展開しようとしている欧米企業のプロマネ業務でした。日本で業務を行い、本国の上司にレポーティングする必要があるので、ビジネス英語ができるエンジニアを探しているとのことでした。業務に興味がなかったのですが、「まずは一度情報交換という形で面談されたら如何でしょうか?先方も日本のエンジニアと情報交換したいと言っていますよ。」と言われたので、面談だけならOKだと伝えました。その後エージェントからスカイプ面談する日にちを伝えられました。
約束の日にパソコンを開いて、その企業のサイトを眺めながら待機しているとスカイプで先方から連絡が来ました。回線の接続がよくなくて1分くらいゴチャゴチャした後、やっと相手の声が聞き取れるようになりました。以下は英語の会話でかなり簡略化しています。
採用「こんにちわ。●●会社の●●です。マドリッドの本社から繋いでいます。チャンドラさんですよね。」
チャ「初めまして。チャンドラです。今日はお話しできて光栄です。」
採用「こちらこそ。まずは弊社の紹介をします。そして日本への事業展開の話、我々が探している人材の話をします。それからあなたの事を質問させて下さい。いいですね?」
チャ「はい。それで結構です。」
採用「ではまず。弊社の紹介します。我々はマドリッドに本社をおく企業で、欧米やアジアに●●業務を展開しているグローバルな企業です。・・・・我々は日本でも事業の展開を始めるところです。・・・・我々は●●の分野に詳しい人材を探しています。・・・・分かりましたか?」
チャ「分かりました。説明ありがとうございます。」
採用「それでは次にあなたのことを聞かせてください。まずはあなたの経歴を説明してください。大学の選考もお願いします。」
チャ「はい。私は日本の●●大学で●●を専攻しました。その後、現在勤めている●●に入社しました。今の会社のは××な事業を行う会社です。そこで●●な業務を●年間行ってきました。・・・」
採用「説明どうもありがとう。それではまず、弊社の志望動機を教えてください。」
チャ「は??」
採用「弊社の志望動機ですよ。」
エージェントからは情報交換、と言われていたので志望動機とか1ミリも用意していなかったので焦りまくりました。
採用「もしもし、聞こえますか?」
チャ「あ・・はい、すいません。志望動機ですよね。私が御社を志望する動機は、御社が●●の事業を世界中で展開しているその積極的な姿勢です。私は●●事業は今後も伸びると予想しているし、今の会社で●●な経験を積んできたので御社の事業で活かせると信じています。(かなりテキトー)」
採用「ありがとう。海外駐在の経験はありますか?」
チャ「あります。●●に1年近く駐在していました。そこで●●な業務をしていました。」
採用「海外の他の会社とコミュニケーションしていたんだね?契約作成とかにも関わりましたか?」
チャ「契約作成は担当しませんでしたが、契約に基づいた業務上の交渉などはしていました。例えば・・・」
採用「技術的な質問をさせて下さい。●●とは何かを説明してください。」
チャ「●●は××するための設備です。」
採用「ありがとう。だいたいあっているね。話は変わりますが、今の給与を教えてください。」
チャ「日本円で●●円くらいです。」
採用「もし我々があなたを採用したらいくらを希望しますか?」
チャ「日本円で●●円くらいですね」
採用「謙虚だね、ハハハ。分かりました。もし採用が決まれば何か月後に勤務開始できますか?」
チャ「2ヶ月は頂きたいです。引き継ぎなどがあるので」
採用「2ヶ月か、少し長いですね。。。1ヶ月は無理ですか?」
チャ「1ヶ月は無理です。今の会社に迷惑がかかるので最低2ヶ月は欲しいです。」
採用「そうですか・・・。分かりました。私からの質問は以上です。何か質問はありますか?
チャ「海外で働けるチャンスはありますか?」
採用「ありますよ。例えば・・・」
チャ「分かりました。ありがとうございます。」
採用「では面接はこれで終了します。結果はエージェントを通じて1週間以内に連絡します。それでは。」
チャ「ありがとうございました。」
1週間後、エージェントから連絡が来ました。
転エ「面接の合否が来ました。」
チャ「(このヤロウ、ただの情報交換とかウソつきやがって)そうですか、結果はどうでしたか?」
転エ「残念ながら不合格でした。不合格の理由ですが、先方からは志望動機が弱いとのことでした。」
「は?ふざけんなよ!ただの情報交換って言ったのはお前やろ、ボケ!初めから面接って伝えとけや!」という言葉をガマンして、
チャ「そうですか、残念でしたけど良い勉強になりました。」
転エ「ところでもう一社、情報交換したいという企業があるのですが・・・」
チャ「いや、今回はパスさせて下さい。面接して気付いたのですが、自分はまだ転職に本気ではないようです。本気になったときにまたこちらから連絡させて下さい。」
転エ「そうですか、分かりました。それではご連絡お待ちしております。」
その後もエージェントから何度かメールが来ましたが、騙された不信感が拭えずこちらから連絡することはありませんでした。
とはいえ、面接は就職活動以来だったし、スカイプで面接も初めてだったので、珍しい経験ができたのでよしということにしています。
それでは。
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