資産運用

株価が下がれば「爆損 ww」と自虐ネタに走る理由は合理的だから。

投稿日:2020年12月4日 更新日:




 

株式投資をしていると自分が「コレだっ!」と選んで買った銘柄が大きく下がってしまうことはよくあるでしょう。私は個別株への投資はやらずインデックスに投資しているのですが、運用を開始した当初は評価損マイナスが続いて気持ちが悪い時期がありました。

自分が金をかけて買った株の株価が下がった時、「爆損 ww」とか言って自虐に走ってしまう。ところで、なんで人間は自虐に走ってしまうのだろうか?とちょっと気になったのですよ。

自虐を研究している研究者の論文があったので、参考になるところを抜粋するとこんな感じ。

日本語における自虐的な評価については、もっぱらユーモアの一部として研究が行われている。ユーモアが発話者本人の精神的健康にもたらす影響を調査し、従来では自己破滅的なユーモアは精神的健康に有害であるとされてきたが、過剰な自己犠牲を伴わない自虐的ユーモアは精神的健康に有益であると結論づけている。

あまり親しくない人と会話するような、配慮や気疲れを起こす対人摩耗場面において、自虐的ユーモアが使用されやすいという可能性を示している。

「笑いながら」自虐的な評価を産出するという発話の方法をとることで、当該の自虐的な評価が、「笑うべきもの」であることを示している。話し手が「笑うべきもの」として発話を組み立てることによって、
その自虐的な評価が,真剣すぎないものとして理解可能なものとなり、そのうえで同意や不同意を強く求めない姿勢を示すことができよう。

自虐的な評価はあるときにはユーモアとして、あるときには悩みのほのめかしとして、など多様な受け取り方ができる行為である以上、その受け手にとっても、同意すべきか、不同意すべきか、場合によってうまく選択しなければならない、反応がむずかしい問題である。そうした問題を抱えていることを理解しているからこそ、話し手の側が自身の自虐を「どのように理解するべきか」という方向付けを一定程度行うことは、十分に合理的であると考えられる.

 

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深いな ww 人が自虐に走るのは合理的だからだそうです。ポイントを書いてみると、

(1) ネガティブな状況を自虐的ユーモアに変えることで精神的安定を得る。

(2) 配慮を要する対人関係の緩衝材として自虐に基づくユーモアを使うことで、聞き手の警戒感を解く。

(3) 自虐という形で実は悩みをほのめかすことで聞き手から助の助言を期待できる。聞き手は(2)の効果もあって押し付けがましさを感じない。

なるほど、だから「私の××株の暴落で涙目 ww」という記事が出ると、著者の意図は精神的安定を得るためであり、読者に不快感を与えないよう配慮したものであり、そして実は読者に助言を求めているのだと理解できます。一石三鳥なので極めて合理的なのだと分かります。

 

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