資産運用

iツールで新興国株式のドルコスト平均法シミュレーション

投稿日:2018年12月18日 更新日:

 

チャンドラです。

 

 

大和証券投資信託委託株式会社は投資信託のシミュレーションツールであるiツールを提供しています。

積立投資のシミュレーションにとても便利なツールなので紹介します。

 

 

このツールでドルコスト平均法のシミュレーションをしてみました。

前提は以下の通りです。

 

投資対象:新興国株式

毎月積立額:5万円

期待リターン:年率 8.9%

リスク:年率 17.2%

 

期待リターンとリスクは過去5年の値動きをベースに決められています。

 

期待リターンは正規分布の「平均」を意味し、リスクは「標準偏差」を意味します。

平均 8.9% 標準偏差 17.2%の正規分布を図示したのが下の図です。

正規分布にはデータが68%の確率で「平均 ± 標準偏差」の区間に含まれるという性質があります。従って、今回の場合はリターンは68%の確率で年利が0.3%~17.5%となることが分かります。

言い換えると、「期待リターン 8.9%、リスク 17.2%」のギャンブルに100万回、1,000円を賭けると、一番高い頻度で89円のリターンを実現し、そのうち68万回はリターンが3円~175円となります。

 

10年後の運用成績は次の通りでした。

 

総投資額が6,000,000円に対して評価額は8,918,077円。収益率は48.6%でした。

この評価額は平均の値、つまり実現する可能性が高い値です。

そして60%の確率で評価額が7,663,262円~10,437,735円となることが分かりました。そして10%の確率で6,105,033円を下回ることが分かりました。

つまり総投資額を下回る確率は10%以下ということです。

 

 

総投資額を下回る確率が10%以下となることは驚きです。この理由は期待リターンとリスクの関係にあります。

期待リターン:年率 8.9%

リスク:年率 17.2%

先ほど述べたように正規分布に従えば、株価は68%の確率で年利が0.3%~17.5%となる」と述べました。つまり68%の確率で1年後のリターンはプラスです。

これは期待リスクの値がリスクを2で割った値よりも大きいためです。リターンが大きい割にリスクが低いので1年後のリターンがプラスになりやすいのです。

1年後のリターンが68%の高確率でプラスで、さらに1年後のリターンが68%の高確率でプラス・・・が継続すると、10年後にはリターンがマイナスになる確率が低くなり、その結果元本割れする確率は10%を切ります。

 

この結果を見ると新興国株に10年投資すれば高い確率で収益率48%を達成し、しかも元本割れする確率は10%以下です。

 

ただし期待リターンとリスクの値は、値動きの大きい株式ほどこれらを算出するために参考にした時期や期間の長さに大きく依存することは覚えておくべきです。

 

言い換えると、仮に期待リスクとリターンがどの時期においても一定で、さらに期待リターンに対してリスクが小さいファンドがあれば、それは元本割れの可能性が極めて低い絶好の投資対象だと言えます。

 

iツールではアメリカ株式のシミュレーションができませんが、安定した成長が見込めるアメリカ株でシミュレーションすれば面白い結果が出るかもしれません。

 

それでは。

 

 

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