バートン・マルキルとチャールズ・エリス共著の「投資の大原則 人生を豊かにするヒント」を図書館で発見したので読んでみたのですが、確信しましたよ。
長期投資するなら、もうこの1冊だけ読んでおけばいいと
もっと言うとこの本の191ページ「まとめ」だけ読んでおけばいいですよ。
(1) 若いうちから貯蓄を始めて、定期的に続けること。
(2) 会社の福利厚生制度や国の退職に向けての制度を活用すること。
(3) 市場全体に対するコストの低い「インデックス・ファンド」を資産タイプごとに選ぶことで分散を図る。
(4) 自分にあった資産配分を維持するために年1回見直す。
(5) 自分の決めた投資方法を守り、市場の値上がりや値下げは気にかけない。
ファンドの種類についてはここでは明言されていませんが、本文中で米国株式インデックス・ファンドを勧めていますね。GEやコカ・コーラなど多くの米国企業は多国籍企業だから、米国株に投資しておけば、実質のところ全世界株式に投資しているのと同じでしょ、というロジックです。
バートン・マルキルの「ウォール街のランダム・ウォーカー」は「投資の大原則」に比べてページ数が多い。インデックス投資が最適であるという結論にたどり着くまでの説明が長い。チャールズ・エリスの「敗者のゲーム」も同様。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」や「敗者のゲーム」が読み終えられなかった怠けものプーさんでも、「投資の大原則」はもっとシンプルで読みやすく、読了できること間違いなしでしょう。