チャンドラです。
私はインデックス・ファンドに投資して資産運用しています。
emaxis slim米国株式(S&P500)と全世界株式(除く日本)をメインに積み立て投資をしています。
インデックス・ファンドに長期間積み立て投資することで、将来資産を築くことができると信じています。複利の効果が働くからです。
複利の効果を得るには長い期間投資をする必要があります。だからできるだけ若いうちから投資を始める方が有利です。
ですが、学校を卒業した新社会人がいきなり投資を始めるのは勧めません。
途中でやめてしまうかもしれないからです。
長期間続けないと意味がない
例えば私が投資している米国S&P500は過去30年間、年平均8%で株価が上昇しています。
これは毎年8%で株価が上昇しているわけではありません。
リーマンショックやITバブル崩壊で株価がマイナス30%以上下がったこともあります。
つまり一時的な暴落や低迷を繰り返しながらも上昇を続け、長期的に見ると平均8%上昇している、というわけです。
インデックス投資は長期間積み立てることに意味がある、というのが分かったところで、これをいきなり新社会人に勧めるかというと、私は勧めません。
新社会人は会社から給料をもらい始めますが、手取りはせいぜい20万円いかない程度。
ここから家賃や生活費などを引くと手元に残るのは多くて10万円程度でしょう。
そんな新社会人にとって数万円の出費はかなり痛いです。
例えば毎月3万円積立投資しようと言ったところで、貯金が10万程度しかありません。
貯金の30%もの大金を、もしかしたら株価が下がるかもしれない株に投資するのはかなり精神力がないと、できないと思います。
「若いうちから積み立てる方が有利」「米国株は長期的には上昇する可能性が高い」
分かっちゃいるけど簡単にはできません。
人間は感情の生き物で、自分の不利益になることにはとても敏感で、損したときのショックはかなり大きいのです。
思い切って投資を始めたところで、いきなり株価が下がったら、ビビッてすぐにやめてしまうと思います。
なせなら貯金が少ないのだから、自分の生活にも影響する、と考えてしまうからです。
貯金をいくら貯めてから開始するか?
というわけで、新社会人には貯金が貯まってから投資することを勧めます。
それだけお金が貯まってから投資を開始するか?
投資した株価が下がっても「生活には影響ないからこのまま積立投資を続けよう」と思えるだけ、十分な生活防衛資金が貯まってから開始するべきです。
半年分の生活費が貯まってから開始するのがいいと思います。
それでもまだ不安なら1年分の生活費を貯めてからでもいいかもしれません。
とにかく、自分が安心できるだけ貯金してから投資を開始し、途中で暴落しても決して投資をやめない。これが重要です。
ちなみに、私は2000万円貯めてやっとインデックス投資を始めました。
そもそも新社会人のころはインデックス・ファンドの存在すら知らなかったので、当時の米国株上昇の恩恵を得ることが出来ませんでした。
「知らない」ということは大きな機会損失ですね。
それでは。
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