資産運用

「好きな企業に投資する」が見落としている致命的な点。

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好きな企業に投資するというのは何だか正しそうに聞こえて致命的な点を見落としていると思います。

とりあえず私が好きな企業を挙げてみましょうか。「好き」の定義は「日頃その企業のサービスをよく利用しているか、または経営理念が好きで応援したくなる企業」とします。

・Google (検索エンジンやアプリなしでは生きていけない)

・Amazon (ネットショップで利用)

・Microsoft (ないと仕事できない)

・日本電産 (永守さんを尊敬してる)

・ミスミグループ (小説読んで好きになった)

・キューピー (ドレッシング最高)

・ファーストリテーリング (私はユニラー)

・任天堂 (日本の宝)

など。

 

「やっぱり自分の好きな企業の株を買うべきだよね!」と考えたとき、ここで2つの疑問が生まれるんです。

一つ目は「これらの企業を買って分散はできているのか?」ということ。

上の銘柄を見てわかる通り、金融・エネルギー・ヘルスケアなどはすっぽり抜け落ちています。つまりセクターという観点で見れば全然分散できていません。つまり特定のセクターで暴落が起きれば、ポートフォリオ全体が直撃するということ。

セクターではなくそれぞれの株に着目して、互いの相関関係を調べて逆の相関となっていれば分散できていると言えますが、まあそんな面倒くさいことやらないでしょう。(少なくとも私はAmazonとキューピーの相関係数なんか調べる気は起きない)

 

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二つ目は「各銘柄の比率を何%に設定すればいいのか?」という難問に応えるのが極めて難しいということ。

「そんなの適当です」って割り切るのは簡単ですが、数字の裏付けなしでフィーリングで決めてしまうのには気持悪さがつきまとうと思います。

シャープレシオが最大になるような割合とするのであれば、エクセルのソルバー機能を使えば計算できます。(やり方は過去記事参照。)

ただし「ソルバー機能を使って自分の好きな銘柄の最適比率を求める」にたどり着く金融工学の素養があるなら、普通は「インデックス投資でいいっしょ。ザッツ・オール」で落ち着くと思います。インデックスなら自動でリバランスされるのに、なんでわざわざややこしいポートフォリオをつくってその比率を監視し続けなあかんのっていうね。

私が思うに、「好きな企業に投資する」と「資産運用目的で投資する」は切り分けるべきだと思います。

競馬みたいなもんだと思うんです。お気に入りの馬の勝利を願って馬券を買うのと、馬のコンディションなり騎手を分析して勝てる馬の馬券を買うのは、まったく別物ですからね。

 

関連記事:

分散効果の重要性を色々書いた記事です。参考にして下さい。

ウォーレン・バフェット氏「分散投資は無知に対する防衛策だ」私「無知で~す ww」

効率的ポートフォリオは分散を最小化してリターンを最大化する。

【教養】【現代ポートフォリオ理論】「分散投資でリスクを下げる」の本質

 

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